チッソ 後藤社長が退任し新社長に木庭竜一氏を選任

2018年12月25日

 チッソは21日、同日開催した取締役会において、後藤舜吉社長から同日付をもって一身上の理由により代表取締役社長及び取締役を辞任したい旨の申し出を受理し、木庭竜一代表取締役の社長職選任を決議したと発表した。

アジア石化市況 エチレン続落で840ドルに

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2018年12月25日

 アジア地域の石化市況では、エチレンが2週連続で下落し、12月第1週は840~900ドル/tでの取引となった。前週から下値で60ドル安、上値で100ドル安と、下値は2016年2月以来となる800ドル台となった。

 米中貿易摩擦による中国の経済減速に加え、世界景気も不安視されており、需要家の購買意欲が萎んでいる状況だ。ナフサとのスプレッドも

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AGC 曇りにくいガラスを「コペン・クーペ」が採用

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2018年12月21日

 AGCはこのほど、同社が開発した曇りにくいガラス「エグゼビュー」が、ダイハツ工業の限定販売車「コペン・クーペ」のフロントガラスに世界で初めて採用されたと発表した。

エグゼビューが採用されたコペン クーペ 
エグゼビューが採用されたコペン クーペ

 ダイハツの「コペン」は、「感動の走行性能」と「自分らしさを表現できるクルマ」を、骨格+樹脂外板構造で実現した軽自動車のオープンスポーツカーで、現在3種類の意匠で販売されている。

 今回発売するコペン・クーペはコペン・セロをベースに、CFRP製のハードルーフを装着した、本格クーペスタイルの限定販売車。コペン・クーペには車内外に特別な装備が盛り込まれており、その1つとしてAGCのエグゼビューがフロントガラスに採用された。

 自動車ガラスに求められる高い耐久性能を確保したAGC独自の樹脂膜コート材が車内の水分を吸収し、フロントガラスの曇りを防止する。デフロスターの操作回数が低減し、ユーザーの利便性と実燃費の向上に貢献していく。

 また、AGC独自の樹脂膜コート材が車内の水分を吸収することで、結露による光の散乱を防ぎ、ドライバーの視界確保による走行安全性を向上する。

 AGCグループは、今後も自動車の安全性・快適性の向上に貢献する製品の提供を通じて、経営方針「AGC plus」の下、世の中に「安心・安全・快適」をプラスしていく。

 

 

可塑剤工業会 11月のフタル酸系可塑剤の国内出荷は4カ月連続で減少

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2018年12月21日

 可塑剤工業会がこのほど発表した需給実績によると、11月のフタル酸系可塑剤の国内出荷は、前年同月比4%減の2万tとなり、4カ月連続で前年水準を下回った。

 品目別では、DOPは

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汎用4樹脂 11月の国内出荷は全品目がマイナスに

2018年12月21日

 業界筋によると、11月の汎用4樹脂の国内出荷は、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)の全品目が前年同月比でマイナスとなった。

 出荷分野別では、主用途のフィルム分野の出荷が前年割れの状況が続いている中、LDPEでは電線被覆分野、HDPEは中空成形分野とパイプ分野、PPは射出成形分野がプラスになるなど、出荷分野によってまちまちの結果となった。

 PSは

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石油化学工業協会 11月のエチレン生産は微減で平均稼働率98%

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2018年12月21日

 石油化学工業協会が20日に発表した主要石化製品18品目生産実績によると、11月のエチレン生産は前年同月比微減の55万9600tだった。稼働プラントの平均稼働率は

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川崎重工 旋回式スラスタの累計生産が1000台を達成

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2018年12月21日

 川崎重工はこのほど、船舶用推進装置である「川崎レックスペラ」の累計生産が1000台を達成したと発表した。

 川崎レックスペラは、型式がKST‐180ZF/A1(標準シリーズ)、駆動動力1471kW、プロペラ径2.2m、水平方向が360度で、任意の方向に推進力を得られる全旋回式推進機であり、推進機・舵の機能を備えている。高い操船性を得られることから、主にタグボートやサプライボート、特殊作業船、自己昇降式作業台船(SEP船)などに採用されている。

 同社は1975年に川崎レックスペラの開発に着手し、1983年に生産を神戸工場で開始した。

 その後、市場要求に応えるためラインアップを拡大し、現在、標準シリーズは11型式(410~4500kW)、水中交換式は4型式(3800~6500kW)、昇降式は5型式(590~3000kW)を生産している。

 2013年1月に播磨工場内に専用工場を立ち上げ、生産能力を強化した。2018年には、推進性能の向上による省エネ化、船内でのメンテナンス性の容易化、優れた環境性能という特長をもつ最新モデルのKSR‐E型(標準シリーズ)を開発し、初受注している。

 同社は、今後も顧客の多種多様なニーズに応えていくため、経済的で信頼性に優れた川崎レックスペラの開発・生産を通じて、世界の海運・海洋事業に貢献していく考えだ。