宇部興産 「みどりの社会貢献賞」を受賞

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2018年10月9日

 宇部興産はこのほど、都市緑化機構が主催する「みどりの社会貢献賞」を受賞した。

 同賞は、緑地の良好な管理運営や都市緑化の推進、緑地の保全に関する各種活動を通じ、緑地の市民開放などによる地域社会への貢献や、生物多様性保全、環境改善などに顕著な功績が認められ、全国の範となる企業の取り組みを表彰するもの。6回目となる今回は、同社を含め3社が受賞した。

 同社の受賞は、以下の2点が高く評価された。①1950年代に発生した煤塵問題を契機として、山口県宇部市が開始した都市の美化運動(現:宇部市花壇コンクール)や、1961年から始まった国内最古の野外彫刻展(現:UBEビエンナーレ)に参加・協力するなど、都市緑化の普及・啓発と街の活性化への功績。

 ②山口県内陸部の伊佐地区(美祢市)から臨海部の宇部地区(宇部市)に至る宇部興産専用道路で、騒音・粉塵が近隣住民の生活環境を阻害しないよう、樹林地と草地の適切な管理を行っていること。

 なお、表彰式は山口市で開催されている「第35回全国都市緑化やまぐちフェア」(9月14日~11月4日)の中心行事「全国都市緑化祭」の記念式典(10月3日)の中で行われた。

住環境研究所 「共働き子育て世帯」の実態を調査

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2018年10月9日

 積水化学工業・住宅カンパニーの調査研究機関である住環境研究所はこのほど、「共働き子育て世帯」の生活・意識に関する実態調査を実施し、その結果を公表した。

 「共働き子育て世帯」の多くが住まいづくりに関心を持っており、その困りごとを解決できる住環境の実現は住宅需要の活性化はもちろん、この世帯の暮らしをより充実した、豊かなものにすることで社会全体へ良い影響を与えられるものと考えられている。今回は〝家事〟〝子どもの留守番時の心配〟〝くつろぎと豊かさ〟について、生活実態とどのような捉え方をしているかを調査し、5つのポイントをまとめた。

 家事では①ママの家事負担は大きい:家事負担の状況については、平日、ママは「2~4時間未満」(45.4%)、パパは「10分~2時間未満」(56.2%)が最多という結果。休日については、ママが「4時間以上」(51.6%)、パパは「2~4時間未満」(38.1%)が最多であり、平日、休日ともにママの家事負担が大きいことが分かった。

 ②洗濯物を〝干す場所〟にママのこだわりは強い:「住まいにどんなスペースがあるといいか」については、「屋根のあるバルコニー」(56.7%)、「室内干し専用スペース」(48.4%)と高いニーズを確認した。

 子どもの留守番時の心配では③3大不安は「大地震や停電」「知らない人との接触」「戸締り」:「小学生の子ども」「中学生~大学生の子ども」だけでの留守番時間がある世帯に、心配に感じていることを聞いたところ、「大地震や停電」(前者54%、後者62%)、「知らない人との接触」(前者53%、後者50%)、「戸締り」(前者52%、後者46%)がトップ3だった。

 くつろぎ&豊かさでは④ママは休日に自宅でゆっくり過ごしたい:理想の休日について聞いたところ、ママは「自宅で1人でゆっくりしたい」(42.8%)、「一切家事をせずくつろいで過ごしたい」(31.2%)、「外出して1人で過ごしたい」(20.2%)の順だった。

 ⑤ママが住まいに求める場所は持ち家世帯「ママコーナー」、賃貸世帯「ぐっすり眠れる寝室」:「住まいにどんなスペースがあるといいか」について聞いたところ、現在、持ち家の注文住宅、分譲住宅に住むママでは、1人でゆっくりと過ごすことができる「ママコーナー」(前者46%、後者44%)が「ぐっすり眠れる寝室」(前者33%、後者29%)よりも高い数値だった。

 一方、賃貸のマンション・アパートに住むママは「ぐっすり眠れる寝室」(前者44%、後者46%)は「ママコーナー」(前者39%、後者40%)よりも魅力的に感じている傾向だった。

住友化学 愛媛工場のメチオニン新プラントが完成し竣工式開催

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2018年10月5日

 住友化学は4日、愛媛工場(愛媛県新居浜市)で新プラントの竣工式を行ったと発表した。竣工式には、愛媛県の中村時広知事や新居浜市の石川勝行市長をはじめ、プラント建設会社などから多数の関係者が出席した。

 新製造設備は、同社として国内最大級の投資額となる飼料添加物メチオニン製造設備1系列(約10万t/年)。試運転を経て、まもなく商業生産を開始する予定だ。

 メチオニンは、動物の体内で合成することができない必須アミノ酸の1種。トウモロコシなどを主原料とするニワトリの飼料は、メチオニンが不足していることが多いため、鶏肉や鶏卵の生産性向上を目的に、メチオニンが飼料添加物として広く使用されている。

 メチオニン市場は、足元では年率6%程度で成長しており、引き続き同程度での伸びが期待されている。今回の新設で、既存設備と合わせた生産能力は、年産約25万tとなる。

 住友化学グループは、増強後の拡販を確実に達成するため、販売体制を強化し、グローバルな供給網を構築してきた。また、昨年4月から実施している伊藤忠商事との販売提携についても計画どおりに進捗中とのこと。

 住友化学は、高い成長が見込まれるライフサイエンスを重点分野の1つと位置づけ、事業の拡大を進めている。今回の増強により、同社はメチオニン事業で、アジアのリーディングカンパニーとしての地位をいっそう強固なものとし、世界規模での食糧の安定供給に貢献していく。

日本触媒 ベルギーでアクリル酸設備などの完工式を開催

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2018年10月5日

 日本触媒は4日、ベルギー子会社の日本触媒ヨーロッパ(NSE)が、2日に同国アントワープ州にあるNSE敷地内で、新増設備の完工式を行ったと発表した。

 式には林肇在ベルギー特命全権大使をはじめ、ベルギーのピーター・ドゥ・クレム国務長官ら、関係者約100人が出席した。

 新増設された設備は高吸水性樹脂(SAP)製造設備の増設(10万t/年)と、その主原料となるアクリル酸(AA)製造設備の新設(10万t/年)で、今回の設備投資額は約3億5000万ユーロ。SAPの生産能力は既存能力6万t/年と合わせて計16万t/年となった。

 完工式に列席した日本触媒の五嶋祐治朗社長は「従来NSEではSAPのみを生産していたが、今回新たにAAプラントを建設したことにより、AA・SAPの垂直統合の強みを最大限発揮できるようになった」と述べた。

 同社グループのコア事業の1つであるSAPは、紙おむつの原料としてグローバルで需要が堅調に伸びており、欧州でも中欧・東欧圏を中心に堅調な伸びが見込まれている。その需要に適切に対応していくため、今回、SAP生産設備を増強することで欧州市場での供給体制を拡充した。

 また、SAPの主原料AAの生産設備を新設したことで、欧州での原料からの一貫生産体制が整った。これにより、SAPのグローバルな安定供給体制をさらに強化する。

 なお、今回の新増設により同社グループが保有するAAとSAPの生産能力(2018年末の見込み)は、AAが88万t/年、SAPが71万t/年となる。同社は、今後もSAPトップサプライヤーとしての地位をより強固にしていく考えだ。

石化協 約220人が参加し第36回保安推進会議を開催

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2018年10月5日

 石油化学工業協会は4日、都内で第36回保安推進会議を開催し、関係者約220人が参加した。石化協の綱島宏保安・衛生委員長(三井化学常務執行役員)は開会あいさつで「行政から

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テクノUMG 人事(10月1日)

2018年10月5日

 [テクノUMG・人事](10月1日)▽執行役員経営統括本部長浅川弘▽同役員営業統括本部長岡村健二▽同役員調達物流統括本部長関根公一▽解兼四日市研究所長、執行役員研究開発統括本部長柏木浩樹▽同開発グループマネージャー、同本部宇部研究所長藤井秀幸▽同本部四日市研究所長兼技術グループマネージャー丸民浩二▽生産統括本部宇部工場副工場長、環境安全室長山口聡一郎▽同本部総合設備保全部長兼宇部工場宇部設備保全部長上田耕一郎▽生産技術統括本部宇部・大竹生産技術部副部長、宇部生産技術グループマネージャー古田俊昭。

昭和電工 人事(10月16日)

2018年10月5日

 [昭和電工・人事](10月16日)▽退任(台湾昭和電工電子股份有限公司総経理)昭和電工セラミックス富山工場総務グループリーダー岡田一晴▽台湾昭和電工電子股份有限公司総経理林昌諺。

日化協 7月の「日化協インデックス」をHPで公開

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2018年10月4日

 日本化学工業協会は化学産業全体を示す新たな指標となる「日化協インデックス」の公開を、3日から同協会の専用ウェブサイト(https://www.nikkakyo.org/basic/page/nikkakyo_index)で開始した。

 今回公表されたのは7月の指数で①「主要化学製品出荷指数」②「需要産業生産指数」③「企業業績指数」の3つの指数と、参考資料の「主要化学製品分野別出荷指数」。今までになかった化学産業全体を指し示すデータとして、化学製品の動向、顧客産業の状況、化学企業の業績の見地から、日化協が独自に関連公表データを集約して作成している。

 各月の指数は、季節変動などを考慮した3カ月の平均値(7月の数値は、5~7月の平均値を表したもの)で、2010年の平均値(全体を12で割ったもの)=「100」を基準に示されている。

 公開された指数を見ると、プラスチック、可塑剤、合繊原料、合成ゴムなど主要化学製品9分野33品目の動向を示す①では、7月は前月比0.3ポイント減の95.2となった。需要産業の季節変動を受けて出荷は2カ月連続のマイナスとなったが、振れを伴いながらも引き続き堅調に推移した。

 分野別では、合成染料、可塑剤、無機、塗料が前月から上昇し、化学肥料、合繊原料、界面活性剤のEO(エチレンオキサイド)、プラスチックが前月から低下した。一方、顧客産業の状況を示す②では、7月は同0.7ポイント増の99.5となり、4カ月ぶりにプラスに転じた。回復基調にはあるものの、わずかに前年を下回り頭打ちが感じられる。

 産業別では全分野で前月を上回り、特に電気、プラスチック、自動車、合成ゴムが好調を継続している。

 また、日化協会員企業30社の連結売上で見る化学企業の業績③によると、2Q(4-6月期)は汎用化学、特殊化学ともに1Q(1-3月期)を下回ったものの、指数は120近辺で推移。業績は国内外の堅調な市況に支えられ、頭打ち感はあるが好調を維持している。

 汎用化学は引き続き利益をけん引、原料高を売り値に転化しつつ、高稼働率も寄与して高収益を維持。1Qに大きく落ち込んだ特殊化学も、ほぼ前年並みに持ち直した。

 なお、「日化協インデックス」を閲覧するには、前出の専用ウェブサイトのURLを直接入力するか、日化協ホームページの上部にあるメニューバーから「日本の化学工業」→「その他経済指標」→「日化協インデックス」の順に選択すれは専用サイトにアクセスできる。

三井化学 3製品でグッドデザイン賞を初受賞

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2018年10月4日

 三井化学は3日、日本デザイン振興会が主催する「2018年度グッドデザイン賞」を、同社の3製品が受賞したと発表した。同社がグッドデザイン賞を受賞するのは初めて。

NAGORI樹脂製のビアタンブラー
NAGORI樹脂製のビアタンブラー

 受賞したのは、海のミネラルから生まれたイノベーティブ・プラスチック「NAGORI樹脂」、次世代アイウエア「TouchFocus」、体験型デジタルショーケース「Touch The TouchFocus」の3製品。このうちNAGORI樹脂とTouchFocusの2点は、今年度のグッドデザイン賞の中でも特に優れた100件のみが選ばれる「グッドデザイン・ベスト100」にも選出された。

 製品の独自性、提案性、審美性、完成度などを基準に、今年度のグッドデザイン賞は、全1353件が受賞した。なかでも「ベスト100」に選ばれるのは、今日のデザイン水準を高めるに相応しく、これからのモデルとなるデザインとして位置づけられるもの。同社2製品のデザインが高く評価された。なお、受賞した同社製品は、東京・大阪・神戸で展示される。

 ▼「私の選んだ1品2018-2018年度グッドデザイン賞審査委員セレクション」、日時:10月3日~11月4日、午前11時~午後7時、会場:GOOD DESIGN Marunouchi(東京都千代田区)、同社展示品:NAGORI樹脂とTouchFocus。

 ▼「『Living&Design』住まいと暮らしのリノベーション TOTAL INTERIOR」、日時:10月10~12日、午前10時~午後6時(最終日は午後5時まで)、会場:大阪・南港ATCホール、展示品:NAGORI樹脂。

 ▼「GOOD DESIGN EXHIBITION 2018-2018年度グッドデザイン賞受賞展」、日時:10月31日~11月4日、午前11時~午後7時、会場:東京ミッドタウン(東京都港区)、展示品:受賞3製品。

 ▼「GOOD DESIGN AWARD 神戸展」、日時:11月23日~12月24日、会場:神戸ファッション美術館(兵庫県神戸市東灘区)、展示品:NAGORI樹脂とTouchFocus。