[東海カーボン/1-3月期決算](10日)単位100万円、カッコ内は対前年同四半期増減率。▽連結=売上高53,968(2.2%)、営業利益4,077(▲39.6%)、経常利益3,999(▲39.2%)、純利益1,968(▲57.1%)。
東海カーボン 1-3月期決算(10日)
2021年5月11日
2021年5月11日
2021年5月11日
2021年5月10日
2021年5月10日
日鉄ケミカル&マテリアルは7日、2021年3月期の連結業績(IFRS)を発表した。売上高は前年比17%減の1787億円、事業利益59%減の76億円となった。新型コロナウイルスの感染拡大による影響で世界的に景気が低迷する中、上期は厳しい収益状況となったが、下期以降は事業環境が改善したことに加えコスト削減などの収益改善努力もあり、通期では黒字を確保した。
セグメント別で見ると、コールケミカル事業は売上高47%減の260億円。主力の黒鉛電極向けニードルコークスの需要が低迷し、厳しい販売状況が継続した。カーボンブラックは、上期はコロナ禍の影響もあり、タイヤ向け需要が低迷したが、年度後半からの自動車産業の回復を受けて販売が回復した。
化学品事業は売上高18%減の760億円。2020年初めから低迷していたスチレンモノマーやビスフェノールAの市況が下期に入って回復し、収益が改善した。
機能材料事業は売上高7%増の600億円。液晶ディスプレイ用レジスト材料「エスファイン」、ハードディスクドライブ用サスペンション向けやメタル担体向けの金属箔、自動車や電子機器向け絶縁・放熱材料の球状シリカ・アルミナ、半導体用ボンディングワイヤが、それぞれ年度を通じて堅調な販売を継続した。それに加え、コロナ禍の影響などから年度当初低迷したフレキシブル回路基板材料「エスパネックス」が回復に転じ、販売を伸ばした。
複合材事業は売上高6%減の170億円。炭素繊維による土木・建築分野向け補強材料は過去最高の年間売上を記録し、エポキシ樹脂も車載機器および半導体パッケージ基板向けに販売を伸ばした。
2021年5月10日
AGCは7日、2021年12月期第1四半期(1-3月期)の連結業績(IFRS)を発表した。売上高は前年同期比10%増の3936億円、営業利益98%増の442億円、純利益2.1倍の288億円。東南アジアでの塩化ビニル樹脂、および建築用ガラスの販売価格上昇や、合成医農薬とバイオ医薬品の受託件数増加により増収増益となった。
セグメント別で見ると、ガラスセグメントは増収増益。建築用は日本を除く地域で出荷が堅調に推移。欧州・南米を中心に販売価格が上昇したことに加え、欧州設備の稼働率向上により製造原価が低減した。自動車用は中国での自動車生産台数が大幅に増加したことで、出荷が増加した。
電子セグメントは増収減益。ディスプレイは液晶用ガラス基板とディスプレイ用特殊ガラスの出荷が増加。電子部材は、EUVマスクブランクスなどの半導体関連製品やオプトエレクトロニクス用部材の出荷が増加した。プリント基板材料は米中貿易摩擦の影響などにより出荷が減少した。
化学品セグメントは増収増益。クロールアルカリ・ウレタンは東南アジアで塩化ビニル樹脂の販売価格が上昇。フッ素・スペシャリティは、自動車向けフッ素関連製品の出荷が回復基調にあるものの、航空機向け関連は出荷が低調だった。ライフサイエンスは、新型コロナ関連の案件も加わり、合成医農薬とバイオ医薬品の受託件数が増加した。
セラミックス・その他セグメントは減収減益だった。
なお、通期連結業績予想については前回発表を据え置き、売上高17%増の1兆6500億円、営業利益2.1倍の1600億円、純利益2.5倍の830億円を見込む。コロナ禍からの業績回復に加え、塩化ビニル樹脂の高値継続により大幅な増収増益となる見通しだ。
2021年5月10日
2021年5月10日
2021年5月10日
2021年5月10日
2021年5月10日