三井化学 東京都スポーツ推進企業に6年連続で認定

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2020年12月23日

 三井化学はこのほど、東京都(事務局:東京都オリンピック・パラリンピック準備局)の「令和2年度東京都スポーツ推進企業」に6年連続して認定された。2015年度から始まったこの制度は、従業員のスポーツ活動を推進する優れた取り組みや、スポーツ分野での支援を実施している企業などを認定するもの。同社が社内で実施している「ヘルシーマイレージ合戦!」への取り組みが評価された。

 同社は、社員の健康づくりを環境保全や品質管理と同様に重要な活動として経営方針に組み込んでおり、「組織ぐるみで取り組み、全社員が進んで参加する」活動の浸透を図っている。

 「ヘルシーマイレージ合戦!」は、国内九事業所と出向者(海外赴任者含む)が参加対象であり、3~6名で構成される任意のチームまたは個人でエントリーし、運動量や健康的な生活によって得られるマイルを、ゲーム感覚で楽しみながら貯める3カ月間のプログラムだ。年に2回実施しており、今年5~7月に国内社員の42%にあたる約4000人と海外赴任者が参加した。また、本社を含めた計七事業所の健康管理室に配置している専属産業医や保健師、衛生管理者が運用・推進し、小規模事業所や関係会社の主要工場の嘱託産業医・看護師からの協力も得ながら、グループ社員の健康増進をサポートしている。

 同社は今後も「ヘルシーマイレージ合戦!」を通じて全社員の健康増進を図ると共に、運動を通じたコミュニケーションの活性化に努めていく。

 

 

帝人 中国社とセパレータの包括的ライセンス契約を締結

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2020年12月23日

 帝人は22日、中国・上海エナジー社との間で、LiBに使用される溶剤系コーティングセパレータの製造に関する包括的な技術ライセンス契約を締結したと発表した。

 帝人は昨年11月、世界トップクラスの基材生産能力とコスト競争力を持つ上海エナジー社との間で、車載用LiBに使用されるフッ素系化合物による溶剤系コーティングセパレータの製造に関する技術ライセンス契約を締結。帝人のコーティング技術と、上海エナジー社の基材生産能力、コスト競争力とを融合して生産するセパレータは、顧客から高い評価を得るなど市場ニーズの高さが確認されている。こうした状況を受けて帝人は、同社とのライセンス契約をさらに充実させ、対象用途を広げることでさらに幅広い需要に応えられると考え、今回の契約締結に至った。

 今回の契約で対象となるのは、フッ素系化合物のコーティングセパレータに、アラミドのコーティングセパレータを加えた、帝人保有の溶剤系セパレータ関連の特許。耐熱性に優れるアラミドのコーティングセパレータを追加することで、より安全性に優れるセパレータを実現できる。対象となる用途は、従来の車載用に加え、スマートフォン、タブレット、モバイルパソコンなどの電子機器用や、電力貯蔵システム用など。また、今回のライセンス契約とともに締結した開発受託契約により、帝人は、上海エナジー社からコーティングセパレータに関する開発業務の一部を受託し、さらに高容量で安全性に優れるLiBの実現に向けてセパレータを開発していくことになる。

 帝人は今後、今回の契約締結を足掛かりに、EV、電子機器、電力貯蔵システムなどの用途に求められるLIBの実現に向けてセパレータの開発を積み重ね、市場におけるプレゼンスの向上を目指す。また、顧客が上海エナジー社に求める機能性や安全性を満たすためコーティング技術を提供し続けることで、溶剤系コーティングセパレータの市場においてシェア向上を図っていく。

三菱ケミカル 人事(2021年1月1日)

2020年12月22日

[三菱ケミカル・人事](2021年1月1日)▽サーキュラーエコノミー推進部長馬渡謙一郎▽同部部長付金沢大輔(2月1日)▽MMA部門MMA・Asia本部メタクリレート第1事業部長、同部門同本部同第2事業部長三上裕司▽ルーサイトインターナショナルシンガポール社香春光千夫▽解兼情電・ディスプレイ部門半導体本部半導体ソリューション事業部長、同部門同本部長下平靖雄▽同部門同本部同事業部長スコット・ジューラー(2月1日入社予定)。

 

デンカ 人事(2021年1月1日)

2020年12月22日

[デンカ・人事](2021年1月1日)【ライフイノベーション部門】▽メディカルサイエンス部長、PMI推進部長兼ワクチン・診断薬事業本部営業管理部長兼受注業務課長横川裕一▽同事業本部国内試薬事業部試薬営業部長沼田暁▽同事業本部札幌メディカル営業所日下卓彦▽同事業本部関越メディカル支店営業第一課長山田雄一【青海工場】▽経理業務部長浜啓一▽無機部副部長兼無機製品課長内藤栄俊▽総務部総務課長兼新青海川発電所建設プロジェクト藤原克朗【渋川工場】▽環境保安部長兼環境保安課長藤間誠司▽電子材料部エレグリップ課長田中孝明▽機能材料部基板製造課長兼群馬産業宮崎隼人▽同部基板技術課長八島克憲▽エンジニアリング部渋川エンジニアリング部設備課長、同部渋川エンジニアリング部長田村智幸【五泉事業所】解兼経理部長、副事業所長久保田義隆▽経理部長佐伯正樹【環境保安部】▽環境保安部丸山芳正▽課長日置和利【大牟田工場】第三製造部伊林敏成▽第四製造部シリカ一課長比舎佑基【千葉工場】▽生産技術部副部長高橋哲也▽解兼品質保証部分析・解析課長兼先進技術研究所構造物性研究部兼東洋スチレン、品質保証部長阿部寿▽同部同課長兼同研究所同研究部兼同社紀元徳▽解兼第三製造部美唄分工場製造課長、事務部美唄分工場長兼事務課長兼第三製造部美唄工場長近藤孝徳▽同部同工場製造課長大野哲郎【人財戦略部】▽課長堀池英信▽健康推進室長兼課長赤塚大輔【エンジニアリング部】▽課長新倉達夫【エラストマー・機能樹脂部門】▽品質保証室長浅沼正実【大阪支店】▽特殊混和材課長兼デンカリノテック渡辺亨▽広島営業所長青木聡【DCS】▽電化(上海)貿易有限公司高級経理兼上海代表処寺内祥雄【文部科学省】梶山亮尚。

 

サントリー生命科学財団 若手研究者を支援、採択者が決定

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2020年12月22日

 サントリー生命科学財団はこのほど、1月に設立した「サントリーSunRiSE」(生命科学研究者支援プログラム)の採択者が決定したと発表した。487人の応募から採択された10人に対し、1人当たり5000万円(年間1000万円×5年間)の総額5億円の支援を行う。

 同プログラムは、若手研究者が志の大きい挑戦的なテーマに取り組み、研究者の〝知りたい、極めたい〟を実現できるよう、資金の使途や期間の制限をできる限り排除し、柔軟性・有効性の高い支援を行う。研究資金だけではなく、途中経過や成果をほかの研究者と議論することでネットワークを構築し、さらなる展開につなげることも支援する。

 同財団は、これからの日本を担う若者の大いなるチャレンジを支援し、日本の基礎研究の活性化を図る。

生命科学研究者支援プログラム
生命科学研究者支援プログラム

デンカ 建造物の計測・診断技術で新サービスを開発

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2020年12月22日

 デンカはこのほど、主要グループ会社デンカリノテック(東京都中央区)が熊本県高森町、KYOTO,S 3D STUDIO、Wee-vaの4者間で3D計測・診断技術導入による新サービスの開発・提供を目的とした業務提携協定を締結したと発表した。

熊本県高森町での記者会見
熊本県高森町での記者会見

 最先端の3D技術を基軸に、高森町の歴史的文化財を含む建築構造物や鉄道車両などの保全・保護のほか、町の伝統行事のアーカイブや観光事業振興などの業務の効率化につながる新たなサービスの創出を目指す。

 デンカリノテックは、コンクリート構造物の調査・診断を通じた最適な補修・補強を手掛けており、360度3Dデジタル計測により建築構造物を線画化し、精度の高い設計・施工から維持管理まで応用展開している。図面や設計図がない構造物にも適用できるため、文化財保全の一環として、世界文化遺産の京都醍醐寺の3D計測を昨年実施した。

 デンカグループは経営計画「Denka Value-Up」で、高付加価値インフラ事業をヘルスケア、環境・エネルギーに並ぶ重点分野と位置付けている。デンカリノテックの3D計測・調査診断技術とデンカの特殊混和材などの無機材料を組み合わせて、高付加価値インフラでの事業拡大につなげていく。

東ソー 研究・技術報告の最新巻を発刊、研究成果を紹介

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2020年12月22日

 東ソーは、最新の研究開発成果を紹介する「東ソー研究・技術報告」第64巻を今月20日に発刊した。同誌は1957年の創刊以来、同社グループの研究所、開発部、技術センターなどの研究開発部門によるテクニカルレポートとして、報文、技術資料、投稿論文要旨、講演リスト、特許情報や製品紹介など多岐にわたる内容を掲載。最新巻では、ライフサイエンスや環境・エネルギー分野で成長が目覚ましい材料に焦点をあて、高分子材料特集を組んでいる。

 総合報文では、共同研究を進める自己ドープ型導電性高分子材料の研究について山梨大学の奥崎秀典教授より最新研究が寄稿。また合わせて、研究開発部門による報文(5編)、技術資料(12編)を収録している。

 同社は研究開発を行うにあたって、持続可能な開発目標(SDGs)の考え方を取り入れ、サステナブルな社会を目指し開発を推進しており、報文・技術資料の製品・開発品にはゴールを示すロゴを付与している。

 同社は今後も、事業のさらなる発展に寄与する研究開発成果を発信していく考えだ。なお、最新巻およびバックナンバーは、同社ホームページ(http://www.tosoh.co.jp/technology/report/index.htm)で閲覧できる。

太陽石油 「山口県児童・幼児動物画コンクール」を開催

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2020年12月21日

 太陽石油はこのほど、「第66回山口県児童・幼児動物画コンクール」(山口新聞社主催)に共催したと発表した。このコンクールは、生き物を観察・描写させることで子どもたちの感性や表現力を育むために、山口県内の3つの動物園の動物や鳥などを描いた作品を募集するもの。

SOLATO賞の作品
SOLATO賞の作品

 今年は、新型コロナウイルス感染防止のため表彰式は取りやめとなったが、コンクールには、山口県内の幼児・小学生から計806点の応募があり、その中から特別賞16点、金賞20点、銀賞34点、佳作67点の計137点が選出された。

 特別賞の1つ「太陽石油 SOLATO賞」には、西浦保育園(同県防府市)の園児によるキリンをテーマにした作品が選ばれている。

 太陽石油は、山口事業所の所在する山口県での社会貢献活動の一環として、今後も次世代を担う子どもたちの健全な育成を目的にした、イベントなどへの支援を続けていく考えだ。

クラレ コンバーティングテクノロジー総合展に出展

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2020年12月21日

 クラレは現在開催中の、「コンバーティングテクノジー総合展2021」のオンライン展示会に出展している。同社グループの素材と技術を紹介しており、ウェブを通じて担当者との面談を行える。

 公式サイト(https://www.convertechexpo.com/index.html)「新機能性材料展」内のマテリアルゾーンで、①アクリル系ブロック共重合体「クラリティ」、②ウェットワイパー「オキシガード」、③混抄紙コンポジット(開発品)、④液状酸素吸収剤「DPNG」(開発品)、⑤新規架橋剤・UV硬化促進剤「IPEMA」(開発品)、⑥新規耐熱性ポリアミド樹脂(開発品)などを展示中だ。来年1月15日まで開催。

ダイセル ペプチスターの第3者割当増資を引き受け

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2020年12月21日

 ダイセルはこのほど、ペプチスターの第3者割当増資を引き受け、出資する契約をペプチスターと先月12日付で締結したと発表した。ペプチスターは、ペプチドリーム、塩野義製薬、積水化学工業の3社の合弁によって2017年に設立された、一般的なペプチドから特殊環状ペプチドまで、幅広いペプチド原薬の研究開発・製造を行うCDMO(開発製造受託会社)。

 一方、ダイセルはキラル分離のリーディングカンパニーであり、今年度からの中期戦略の中で、クロマト分離事業の主要施策の1つに「ペプチド等の中分子に対するアプリケーション開発と新製品上市」を掲げている。今回のペプチスターへの出資により、ダイセルのクロマト分離精製技術を活用してペプチド医薬品製造のプロセス開発に参画する。今後大きく成長が見込まれる中分子医薬分野で分析・精製用充填剤の開発を加速するとともに、同分野での製剤材料や投与デバイスなど新規DDS(ドラッグデリバリーシステム)領域の事業機会を追求し、メディカル分野の事業拡大を目指していく。

 ペプチド医薬は中分子医薬の一種で、多様な標的に対して優れた結合性・特異性を示し、免疫反応も低いとされる。通常のペプチド医薬には、体内で消化されるため経口投与できない、膜透過性が低く薬物動態が悪い、といった欠点があるが、ペプチスターが手掛ける「特殊環状ペプチド」は、ペプチドの利点を保ちながら欠点を解消するものとして広く注目を集めており、今後大きな成長が期待されている。