宇部興産 人事(6月1日)

2019年6月5日

[宇部興産・人事](6月1日)【化学カンパニー】▽ナイロン・ファイン事業部ナイロン開発部長、SRMプロジェクトリーダー内貴昌弘▽同事業部ナイロン営業部副部長兼ポリマーグループリーダー曽我一仁▽同事業部ケミカル管理グループリーダー鈴木敏泰▽同事業部ナイロン管理グループリーダー草野聡▽同事業部ナイロン営業部コンポジットグループリーダー石見浩一▽同事業部ケミカル開発部機能化学品グループリーダー森上敦史▽同事業部ファインケミカル営業部高機能コーティンググループリーダー松本公浩【建設資材カンパニー】▽生産・技術本部総務管理部管理グループリーダー野村治雄。

宇部興産/組織改正(6月1日)

2019年6月5日

[宇部興産/組織改正](6月1日)【化学カンパニー】①ナイロン・ファイン事業部▽「管理グループ」を「ケミカル管理グループ」に改称する▽「ナイロン管理グループ」を新設する▽「ナイロン営業部」の「企画グループ」「射出グループ」「押出グループ」「ウベスタグループ」を改組し、「ポリマーグループ」「コンポジットグループ」を新設する。

 

BASF 米生産拠点でアタパルジャイトの能力増強

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2019年6月5日

 ドイツの大手化学メーカーBASFはこのほど、アタパルジャイト製品の供給を増強するため、プロセスの改善を実施した。

 フロリダ州クインシーにある生産拠点では、粗粒ゲルと細粒ゲル、顆粒材料の製粉能力・製品包装能力の拡大に加え、輸送能力を向上した。

 この数年間、特に建設とインフラ開発が増加している新興国では、アタパルジャイトに対する需要の増加に対応することが困難だったが、供給体制の増強により、高品質なアタパルジャイトベースの材料を安定して供給することが可能になった。

 同社はまた、季節的な需要の急増に対応するため、倉庫管理システムを改善した。これにより、繁忙期でも、世界中の顧客に製品を提供することができる。

 アタパルジャイトは、マグネシウム‐アルミニウムケイ酸塩から成る、採鉱された針状の粘土鉱物。アタパルジャイトという名称は、鉱物が発見された米国ジョージア州アッタプルガスに由来している。

 同社はこの地域でアタパルジャイト鉱山を操業するとともに、アッタプルガスから約30km南に位置するフロリダ州クインシーに製造施設を持ち、フロリダ州とジョージア州にある7000ha以上の鉱山と製造施設の大半を所有している。

 同社のアタパルジャイト製品は、分散性や高温耐久性、耐塩性、耐アルカリ性、高い吸着性、脱色性などの優れた特徴を持つ。

 主力ブランドの「アタゲル」「マイクロソーブ」は、建設や塗料、鋳造、触媒、動物用飼料、掘削泥土、農業、オイル濾過、吸着剤など、多様な用途に使われている。

 また、自動車のブレーキパッドなどの摩擦材に使用される「エムコー66」、医薬品や化粧品に使用される「ファルマソーブ」などの特殊品も提供している。

 

ランクセスの1-3月期 製品価格是正などで増益に

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2019年6月5日

 ドイツの特殊化学品メーカー・ランクセスの2019年度第1四半期の連結売上高は、前年同期並みの18億2200万ユーロ、特別項目を除いたEBITDAは、好調だった前年同期に比べ2%増の2億7500万ユーロとなった。好業績の主な要因は、製品価格の引き上げと、為替の好影響(特に米ドル)によるもの。

 純利益は同4%増の8400万ユーロ。低迷する農業市場にもかかわらず、アドバンスト中間体部門は、売上高と特別項目を除いたEBITDAが、過去最高の四半期業績を達成した。売上高は同4%増の5億8600万ユーロ、特別項目を除いたEBITDAは同12%増の1億1400万ユーロ。

 スペシャリティアディブス部門は、低マージンの受託製造契約の終了、拠点の閉鎖、低迷する自動車産業により、販売量が減少した。売上高は同3%減の4億8500万ユーロ、特別項目を除いた EBITDAは製品価格の引き上げ、為替の好影響、コストシナジーにより、同3%増の8300万ユーロ。

 パフォーマンスケミカルズ部門は、水処理製品と物質保護剤製品関連事業の好調、為替の好影響により、売上高が同3%増の3億4700万ユーロ、特別項目を除いたEBITDAは、同4%増の5400万ユーロ。

 エンジアリングマテリアルズ部門は、自動車産業の需要低迷の影響を受け、売上高が同3%減の3億8200万ユーロ、特別項目を除いたEBITDAは同11%減の6500万ユーロだった。

 通期の業績予測は、特別項目を除いたEBITDAで、10億~10億5000万ユーロ(前年度は10億1600万ユーロ)を見込んでいる。

 

クラレ 自動車向け製品の販売加速、デトロイト事務所を開設

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2019年6月5日

 クラレはこのほど、北米で自動車分野の市場開発・販売を加速させるため、米国ミシガン州ノバイにデトロイト事務所を開設したと発表した。

 米国の主要自動車メーカーが本社を構え、また多くの自動車部品メーカーが集積する自動車産業の中心地であるデトロイトに事務所を設けることで、高耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」をはじめとするクラレの自動車向け製品の販売を加速する。

 「ジェネスタ」は同社が世界に先駆けて原料モノマーから自社開発した耐熱性ポリアミド樹脂で、耐熱性、耐薬品性、低吸水性などの特長を保有。

 スマートフォンやパソコン、車載電装部品に使われるコネクタなどの電気・電子用途、LED反射材用途のほか、車両軽量化のニーズが高まる自動車分野でも、ギア部品や冷却部品、燃料部品などの金属代替用途で拡大が進んでいる。

 

クラレ 銅張積層板「ベクスターFCCL」の量産試験設備を導入

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2019年6月5日

 クラレは4日、鹿島事業所(茨城県神栖市)内に、液晶ポリマーフィルム「ベクスター」を用いた銅張積層板「ベクスターFCCL」の量産試験設備を新たに導入し、サンプル出荷を開始すると発表した。

 同社では、西条事業所(愛媛県西条市)で昨年着手した「ベクスター」の生産能力増強を完了しており、今回の鹿島事業所での設備導入後の両事業所合計の生産能力は、2020年後半に180万㎡/年となる見込み。

 液晶ポリマーフィルムは、優れた誘電特性と低吸水性、多層回路への積層加工性といった特長を生かし、スマートフォンのなど電子機器類や、車載向け高速通信デバイスの電子回路基板として、今後さらなる市場拡大が見込まれる。

 同社は次世代通信規格5Gの普及などで、今後の拡大が予想される高周波用基板材料の需要に対応するため、生産能力を順次増強する予定だ。

 なお、「ベクスターFCCL」は、5日から7日まで東京ビッグサイトで開催される「JPCA Show 2019(第49回国際電子回路産業展)」に出展を予定している。

三菱ケミカル スイス子会社が米エンプラ加工企業を買収

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2019年6月5日

 三菱ケミカルは4日、連結子会社である三菱ケミカルアドバンスドマテリアルズ(MCAM社:スイス・チューリッヒ)が、米国のエンジニアリングプラスチック加工メーカー、アドバンスド・ポリマー・テクノロジーズ(APT社:カリフォルニア州)を完全子会社化したと発表した。MCAM社の米国子会社(デラウェア州)が、APT社の全持分を6月3日付で取得した。

 エンプラ製品の製造・販売を行うMCAM社は、スイスに本社を置き、米国やドイツ、日本など世界21ヵ国に生産拠点をもつ。

 一方、APT社は2002年の設立以来、独自のポリマー加工技術を用いたエンプラ製品により、北米やアジア地域を中心に、半導体・航空・防衛・エネルギー・医療といった多岐にわたる産業に対してソリューションを提供してきた。社員数は約30名。

 MCAMグループは今回の買収を通して、両社の有する最先端の射出成形・押出成形技術でのシナジーや市場ネットワークの相互活用などにより、さらなるグローバル事業基盤の強化を図る考えだ。

 

ソーダ工業会 角倉会長「業界を挙げ環境エネ問題に尽力」

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2019年6月5日

 日本ソーダ工業会は3日、総会後に記者会見を開催した。

 角倉護会長(カネカ社長)は昨年度を振り返り、「業界を取り巻く環境は電力料金やインドへの輸出問題など厳しい状況にあったが、生産(前年度比0.9%減399万7000t)、出荷総数(内需+輸出:同0.4%減401万1000t)とも、ほぼ前年度並みを維持することができた」と語った。

 今年度については「世界情勢が変調しており、われわれの力が及ばないところで景気が左右される可能性がある。特に

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荒川化学 採算性の改善とグローバル展開を加速

2019年6月5日

 荒川化学工業の2018年度決算は、中国の環境規制に伴う原料の調達不安や価格高騰、水素化石油樹脂の販売減により減収、富士工場事故の影響と原料高、諸コストの上昇で大幅な減益となり、第4次中期5ヵ年計画「Dramatic SHIFT1」(16~20年度)で掲げた経常利益の中間目標を2割ほど下回った。

 しかし、宇根高司社長は3日に開催した決算説明会で、最終目標は変更せず

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BASF 色測定技術を強化した分光光度計を日本で導入

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2019年6月4日

 ドイツの大手化学メーカーBASFの自動車補修用塗料のプレミアムブランド「R‐M」は、色測定技術を強化した「カラートロニック 12/6」分光光度計を、日本で導入する。

 12光線による測定技術で正確な色を識別し、完全な一致率を実現する。カラーカメラが6枚のカラー写真に基づき、メタリック/パール仕上げを見分けることで、ターゲットにより近いカラーに調整可能。

 新機能の1つは温度警告で、自動車が長時間、直射日光にさらされていた場合に表示される。高温環境が測定自体に影響する可能性があるため、この機能によって色の測定の信頼性がこれまで以上に高まる。

 測定データはワイファイを介してワークステーションに容易に送信できることから、ペインターは、車の入庫後すぐに、顧客の前で色測定が行える。また、データベースに保存されたジョブを分光光度計にアップロードし、分光光度計で処理することも可能。

 ワークステーションでは、最新ソフトウェアのカラー・エクスプローラーとショップ・マスターを使い、測定されたデータを既存のカラーデータベースと比較。測定した色にできるだけ正確に一致するよう、色の調整ができる。

 新たに開発されたアルゴリズムは、ターゲット色に合わせた補正に役立つ。エキスパートビューでは、色をスペクトルカーブの形式で表示できる。デバイスの電源を入れるたびに、キャリブレーションが自動的に実行されるなど、装置のメンテナンスと信頼性も向上した。

 手動キャリブレーションは、月1回だけ行う。バッテリーの再充電も以前より速くなった。デバイスが破損した場合は、保証サービスが適用されるため、迅速な交換が可能だ。