ランクセスの4-6月期 売上高と利益は大幅に伸長

,

2021年9月3日

 ランクセスはこのほど、2021年第2四半期(4-6月期)の業績を発表した。売上高は前年同期比28%増の18億3000万ユーロ、特別項目を除いたEBITDAは24%増の2億8000万ユーロ、純利益は7億ユーロ減の1億ユーロだった。

 これは前年同期にカレンタ社株式売却による純利益の大幅増があったため。販売量はパンデミック前のレベルに戻り、原材料価格の急激な上昇には販売価格の調整で対応できた。為替と輸送費とエネルギーコストの大幅増は利益に影響した。

 一方エメラルド・カラマ・ケミカル社の買収は、コンシューマープロテクション分野のフレーバーや香料向け製品、食品・飲料と洗浄剤・化粧品向けの防腐剤製品など、新たな応用分野の開拓につながり、通期業績への寄与を見込んでいる。

 部門別に見ると、アドバンスト中間体部門は増収減益。販売量増加と販売価格の引き上げによる増収の一方、エネルギーと輸送コストの上昇で減益となった。

 スペシャリティアディティブス部門は増収増益。為替のマイナス影響はあったが、販売量の大幅増加と、原材料費上昇を反映した販売価格の引き上げが寄与した。

 コンシューマープロテクション部門は増収減益。サルティゴの農薬事業と物質保護剤ビジネスユニットの消毒剤の好需要による販売量増加と、買収したINTACE社とテセオ社の事業が寄与したが、為替のマイナスとエネルギー・輸送コストの上昇が減益要因となった。 

 エンジニアリングマテリアルズ部門は増収増益。為替はマイナスに影響したものの、自動車産業向け販売量の大幅増加に加え、販売価格も上昇し増収に貢献した。輸送とエネルギーのコスト上昇や主要サプライヤーの一社が利用できなかった影響はあったが増益となった。

 2021年度通期予想は、第2四半期の好業績と8月に買収を完了したエメラルド・カラマ・ケミカル社による約3500万ユーロの上積みを見込み、特別項目を除いたEBITDAを、前回発表値から5000万ユーロ引き上げた10億~10億5000万ユーロに上方修正した。

コベストロの4-6月期 主要製品の販売増加で増収増益

,

2021年9月2日

 コベストロはこのほど、2021年第2四半期(4-6月期)の決算を発表した。DSMから買収したRFM(レジンズ&ファンクショナルマテリアルズ)事業を取り入れた効果もあり、主要製品の販売量は前年同期比35%増加し、売上高は84%増の39億5600万ユーロ、EBITDA6.5倍の8億1700万ユーロ、純利益4億4900万ユーロ(5億100万ユーロ増)となった。

 セグメント別に見ると、 “コベストロの4-6月期 主要製品の販売増加で増収増益” の続きを読む

星光PMCの上期 増収増益で過去最高益の見通し

, ,

2021年8月26日

 星光PMCは24日、2021年12月期上期(1-6月期)の決算説明会を行った。連結業績は、売上高は前年同期比20%増の150億円、営業利益同55%増の15億円、経常利益同66%増の16億円、純利益同72%増の11億円で、いずれも過去最高となった。ウェブ会議の中で滝沢智社長は「国内外の需要回復と、新規拡販による出荷増、品目構成良化が増益に貢献した」と総括した。

 セグメント別に見ると、 “星光PMCの上期 増収増益で過去最高益の見通し” の続きを読む

BASFの4-6月期 増販・価格上昇で大幅増収増益

,

2021年8月25日

 BASFはこのほど、2021年第2四半期(4-6月期)の業績を発表した。売上高は前年同期比56%増の198億ユーロ、特別項目控除前営業利益は同10.4倍の24億ユーロ、特別項目控除前EBITDAは同2.6倍の32億ユーロ、純利益は黒字化し17億ユーロ(同25億ユーロの良化)だった。全セグメントでの販売価格の上昇と販売量の増加により大幅増収となり、特別項目控除前営業利益は、コロナ禍前の水準である2019年同期の10億ユーロを大幅に上回った。

 セグメント別では、ケミカル事業セグメントは増収増益。製品の供給不足と需要急増による価格水準の大幅上昇で大幅増収となり、石油化学品と中間体両事業が大きく利益貢献した。

 マテリアル事業セグメントは増収増益。需要に応じた販売量の大幅増加と、パフォーマンスマテリアルズとモノマー両事業の大幅増益が寄与した。

 インダストリアル・ソリューション事業セグメントは増収増益。主にディスパージョン&ピグメントとパフォーマンスケミカルズ両事業での販売量増加によるもの。

 サーフェステクノロジー事業セグメントは増収増益。特に触媒事業での販売価格の大幅上昇と販売量の大幅増加が貢献した。利益面では触媒とコーティングス両事業での増販が寄与した。

 ニュートリション&ケア事業セグメントは増収減益。ニュートリション&ヘルス事業の大幅減収をケア・ケミカルズ事業の大幅増収がカバーしたが、両事業の利益率低下と固定費増加により減益となった。

 アグロソリューション事業セグメントは増収減益。全ての地域での販売量の大幅増加と販売価格の上昇で増収となったものの、為替のマイナス影響と固定費増加で大幅減益となった。

 その他の事業は増収損失。汎用品取引高の大幅増加に対し、今期の好業績を受けた変動報酬項目(ボーナス)の引当金繰入額の増加で利益項目は損失幅が拡大した。

 2021年の通期見通しについては、上半期の好業績や世界経済の回復継続、ケミカルとマテリアル両事業セグメントの利益予想の大幅な上振れを踏まえ、上方修正した。売上高740億~770億ユーロ(前回発表比60億ユーロ増)、特別項目控除前営業利益70億~75億ユーロ(同17~20億ユーロ増)を見込む。なおCO2排出量は、2050万~2150万tで変更はない。

SEMI 2Qウェーハ出荷面積、四半期で過去最高に

,

2021年8月20日

 SEMIはこのほど、2021年第2四半期(4-6月期)の世界シリコンウェーハ出荷面積が、前期比6%増の35億3400万平方インチとなり、今年第1四半期(1-3月期)の過去最高面積を塗り替えたと発表した。前年同期との比較では、昨年第2四半期の31億5200万平方インチから12%の増加となっている。これは、SEMI・シリコン・マニュファクチュアラーズ・グループ(SMG)によるシリコンウェーハ業界の分析結果に基づくもの。

 SEMI SMGのニール・ウィーバー会長(信越半導体アメリカ技術TS副会長)は、「シリコンの需要は、複数のエンドアプリケーションに牽引されており、強い成長を続けている。300㎜および200㎜アプリケーション向けのシリコン供給は、需要が供給を上回り続けているためタイトになっている」と述べている。

クラレの1-6月期 ビニルアセテートが好調で増収増益

,

2021年8月19日

 クラレは12日、2021年12月期第2四半期(1-6月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比15%増の3023億円、営業利益55%増の304億円、経常利益62%増の285億円、純利益28%増の117億円となり、その他を除く各セグメントが増収増益を達成した。

 中でもビニルアセテートセグメントは、売上高22%増の1484億円、営業利益46%増の246億円となり全体の収益をけん引した。ポバール樹脂やEVOH樹脂の生産面では米国寒波影響を受けたものの、ポバール樹脂、光学用ポバールフィルム、PVBフィルム、水溶性ポバールフィルム、EVOH樹脂ともに出荷が増加した。

 なお同日、通期業績予想の修正を発表。売上高6100億円(前回発表比400億円増)、営業利益660億円(同110億円増)、経常利益610億円(同110億円増)、純利益330億円(同30億円増)に上方修正している。自動車、電子デバイス、ディスプレイなどの需要が好調に推移しており、下期以降も販売の堅調な推移を見込む。

新日本理化の1Q 需要回復を受けコロナ前の水準上回る

,

2021年8月11日

 新日本理化が6日に発表した2022年3月期第1四半期(4-6月期)の連結業績は、売上高は前年同期比35%増の77億8800万円、営業利益272%増の2億3100万円、経常利益132%増の4億800万円、純利益131%増の3億1700万円と増収増益だった。コロナ禍での新たな生活や経済活動の確立が進む中、需要回復を受け、各収益項目はコロナ禍前の2019年の水準を上回った。

 主要製品の販売動向を見ると、生活産業関連向け製品は、トイレタリー、繊維関連の需要回復により高級アルコール製品が堅調に推移、加えて日用品と医薬・食品向け添加剤が好調だった。

 住宅産業向け製品は、主要用途である壁紙や床材などの住宅関連資材原料について、海外品の供給不安により国内品への需要が高まった。

 自動車産業向け製品は、前年同四半期に比べ自動車需要に回復が見られたことに伴い、タイヤ、自動車塗料向け原料が増加した。

 なお、通期業績予想については、前回発表値を据え置いた。

 

 

 

 

KHネオケムの1-6月期 最高益を更新、通期も修正

, ,

2021年8月11日

 KHネオケムは5日、2021年12月期第2四半期(1-6月期)の決算説明会を行った。連結業績は、売上高は前年同期比41%増の524億円、営業利益同3.3倍の78億円、経常利益同3.3倍の81億円、純利益同3.3倍の56億円となり、半期ベースでは、全ての利益項目で過去最高益となった。

 電話会議の中で髙橋理夫社長は「コロナ禍においても中長期視点の戦略投資の継続とコスト構造の見直しを進めた。上期の需要回復局面でシェアアップと製品価値に見合った価格への見直しで、収益力を大幅に向上できた」と総括した。

 セグメント別に見ると、

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

チッソの4-6月期 機能材料や化学品が好調で収益改善

,

2021年8月11日

 チッソは6日、2022年3月期第1四半期(4-6月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比12%増の340億円、営業利益13億円(同12億円増)、経常利益19億円(同22億円増)、純損失8千万円(同15億円増)となった。

 セグメント別に見ると、機能材料セグメントは増収。液晶材料は、コロナ禍による巣ごもり需要の継続により、TV用液晶およびPCモニターなどのIT用液晶の販売が好調となったほか、自動車市場の持ち直しにより車載用液晶の出荷も伸長した。シリコン製品は、プリント基板用途を中心に需要が好調に推移した。

 加工品セグメントは増収。繊維製品は、米国向け原綿の出荷は堅調に推移したものの、除菌シート、マスクなどのコロナ対策関連を中心に在庫調整の影響を受け、原綿および不織布の出荷が総じて低調となった。肥料は、コロナ影響により海外向けの出荷が減少したが、国内販売では肥料価格値上げ前の先取り需要により、化成肥料を中心に出荷が好調となった。

 化学品セグメントは増収。オキソアルコールは、原料ナフサ価格の高騰により販売価格が上昇したことや、コロナ禍からの緩やかな経済回復によって中国を中心にアジア需要が旺盛となり、輸出が好調となった。ポリプロピレン(PP)は、主力の自動車関連で、半導体不足の影響を受けたものの、コロナ影響からの持ち直しの動きにより出荷は増加した。

 商事セグメントは減収。主力のPPの販売は、自動車市場の持ち直しにより出荷は好調となったが、収益認識会計基準適用の影響を受けた。

 電力セグメントは減収。その他セグメントは増収となった。

 なお通期業績予想については、ナフサ高や化学品の海外市況高騰など、経営環境の変化や業績動向を踏まえて再度精査するとし、取り下げている。