BASFジャパンなど 低コスト超電導ケーブルの実証試験を実施

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2019年6月13日

 BASFジャパンと新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、昭和電線ケーブルシステムは12日、BASFジャパン戸塚工場の敷地内で、低コスト超電導ケーブルシステムの実証試験を行うと発表した。

実証試験に使われる超電導ケーブル
実証試験に使われる超電導ケーブル

 民間で実際の系統に3相同軸超電導ケーブルを適用した実証試験を行うのは世界で初めて。実証実験ではプラント内の既存の冷熱の利用により、超電導ケーブルの冷却に必要なエネルギーを大幅に削減することを目指す。年内に敷設工事を行い、2020年2月に運転を開始する予定。

 同日、東京・霞が関のNEDO分室で行った記者会見で、BASFジャパン経営推進本部の宇都宮晶男本部長は「持続可能な省エネの実現につながる

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中国汎用樹脂輸入 4月は全製品が前年比プラス

2019年6月13日

 中国の4月の汎用樹脂輸入は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、塩ビ樹脂(PVC)、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂、EPSの全製品が前年の水準を上回った。

 4月の輸入を品目別で見ると、PEは、

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プラ工連 4月実績は原材料・製品生産が減少、製品輸入は増加

2019年6月12日

 日本プラスチック工業連盟はこのほど、定例会見を開き、原材料・製品の生産・輸出入状況などの報告を行った。

 確報となる3月のプラスチック原材料生産状況は、前年同月比微増の89万4000tと2カ月ぶりにプラスだったが、4月の速報では2%減と、再び前年を下回る見込み。

 4月は主力のポリエチレンとポリプロピレン、ポリスチレン(AS樹脂、ABS樹脂を含む)が前年割れ、塩化ビニル樹脂は2桁増となっている。

 また、3月のプラスチック製品生産状況は、同2%減の49万6000tと6カ月ぶりにマイナスとなったが、4月の速報でも前年割れで推移する見込み。4月は機械器具部品やパイプ、容器(中空成形)などは前年を上回ったものの、主力のフィルム・シートが振るわなかった。

 一方、確報となる4月のプラスチック原材料輸出は、3カ月連続で

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アジア石化市況 エチレンは反転980ドル/tに

2019年6月11日

 アジア地域の石化市況では、エチレンは8週ぶりに上昇し5月第3週は980~1005ドル/tでの取引となった。上値は15ドル高と4週ぶりに1000ドル/t台を回復している。同週はアジア石化会議が台湾で開かれ需要家は様子見ムードとなっていたが、トラブルや定修などの要因で玉確保の買いが入ったもようだ。

ナフサとのスプレッドも

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東洋紡 骨再生誘導材を販売へ、東北大と共同で製品化

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2019年6月10日

 東洋紡は7日、東北大学と共同で製品化を進めてきた骨再生誘導材「ボナーク」について、5月29日に厚生労働省から製造販売承認を取得したと発表した。

骨再生誘導材「ボナーク」
骨再生誘導材「ボナーク」

 今年度中に販売代理店を選定し、歯科・口腔外科向けの販売を開始するとともに、整形外科や脳外科分野へも展開するなど、適用範囲の拡大を図っていく。

 「ボナーク」は、東北大学が日本ハムと骨再生誘導を目的に共同開発した、リン酸オクタカルシウム(OCP)と医療用コラーゲンから成る複合体を原材料として、スポンジ状のディスクに加工した医療機器。病気やけが、加齢などにより骨が欠損した部位に同製品を埋め込むと、周囲の細胞の再生能力を活性化させ、それが足場となって新生骨の形成を誘導する。

 東洋紡は、2015年に東北大学および日本ハムと「ボナーク」の特許実施許諾契約を締結した後、東北大学病院歯科顎口腔外科を主幹施設とした全国9カ所の医療機関で、多施設共同治験を実施してきた。

 骨再生が必要なインプラント症例や嚢胞腔(のうほうくう)を対象にした治験に加え、唇顎口蓋裂患者の顎裂(がくれつ)部を対象とした初めての治験で、骨再生の有効性と安全性を確認したことにより、このほど製造販売承認を取得した。

 欠損した骨を再生治療する際、歯科・口腔外科の疾患では、患者自身の健常な骨を採取して移植する「自家骨移植」が一般的だが、入院治療が必要で自家骨を採取した部位に痛みが残ることもあるため、患者の負担軽減が求められていた。

 「ボナーク」は、簡便な使用方法により、骨の欠損部に埋入することで、新生骨の形成を誘導する。自家骨移植に必要とされる入院期間を短縮できるほか、術後の運動制限も必要としないため、患者の負担軽減とQOL(生活の質)改善への貢献が期待されている。

OPPフィルム 4月の国内出荷は5カ月ぶりに増加

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2019年6月6日

 日本ポリプロピレンフィルム工業会がこのほど発表した需給実績によると、4月のOPP(延伸ポリプロピレン)フィルムの国内出荷は前年同月比微増の2万300tとなり、5カ月ぶりにプラスとなった。

 用途別では、食品用が

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日本ABS樹脂工業会 ABS樹脂の4月の総出荷が11カ月ぶりに増加

2019年6月4日

 日本ABS樹脂工業会がこのほど発表した出荷実績によると、4月の総出荷量は前年同月比1%増の3万100tとなり、11カ月ぶりにプラスとなった。国内出荷は同8%増の2万600t、輸出は同12%減の9500tだった。

 国内出荷を用途別で見ると、

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