アジア石化市況 エチレン8週ぶり900ドル台回復

2022年10月18日

ベンゼンも底打ち反転、スチレンモノマーも上昇

 アジア地域の9月第1週の石化市況では、エチレンは前週比115ドル高の975ドル/tで取引された。秋の定修シーズンを迎える中、日本のエチレンセンターでトラブルが発生したことにより玉を確保する動きが強まったことが背景にある。

 ナフサとのスプレッドも、

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デンカ 食品用シート2製品を値上げ、事業収益が悪化

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2022年10月18日

 デンカは17日、「デンカサーモシートBOPS」および「食品包材用スチレン系シート」について、11月1日納入分より値上げすると発表した。改定幅は、「デンカサーモシートBOPS」が「20円/kg以上」、「食品包材用スチレン系シート」が「30円/kg以上」となっている。 

 昨今の原材料価格とユーティリティコストの著しい上昇により、事業収益の悪化が進んでいる。同社は継続してコスト削減に取り組むものの、自助努力で吸収できる範囲を超えていることから、製品の安定供給と事業の維持継続のためには価格改定せざるを得ないと判断した。

プライムポリマー PE値上げ、原料高騰で12月実施へ

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2022年10月18日

 プライムポリマーは17日、ポリエチレン(PE)製品の「ウルトゼックス」を12月1日納入分から「6円/kg以上」値上げすると発表した。対象製品の原料である4‐メチルペンテン‐1の高騰を受けたもの。

 同社は、製品原料の安定調達に努めているが、価格高騰の沈静化のめどが見えない状況が続く中、調達コストの高騰が自助努力のみでは吸収しきれない水準まで達していることから、価格改定せざるを得ないと判断した。

 なお、4‐メチルペンテン‐1の価格が変動する場合には、改定幅の修正もある、としている。

塩ビ樹脂 10月のインド向け輸出、前月比160ドル安

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2022年10月14日

モンスーン明けも需要低調、域外品増加で先安観

 塩ビ樹脂(PVC)の10月分のアジア輸出価格は、インド向けが前月比160ドル安の950ドル、中国その他向けが同110ドル安の810ドル/tで決着した。インド向けが1000ドル割れ、中国向けが900ドル割れとなるのは、2020年9月以来、2年1ヵ月ぶりとなる。

 前月は

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