アジア石化市況 エチレン弱含みで4週ぶりに下落

2022年2月8日

ベンゼンは大幅上昇、スチレンモノマーはステイ

 アジア地域の昨年12月第4週の石化市況では、エチレンは30ドル安の1035ドル/tでの取引となった。前週まで3週連続で同価格となっていたが、4週ぶりの下落となっている。年末を前に活発な取引が見られない中、ナフサ価格が反落したこともあり、スポット市場は弱含んだ。ナフサとのスプレッドも

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積水ホームテクノ ユニットバス値上げ、原材料費が高騰

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2022年2月8日

 積水化学工業の子会社である積水ホームテクノは7日、同社が製造・販売するユニットバスについて、4月1日受注分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、バスサルーン「Escort」が「8%」、バスサルーン「Roomy」が「12%」、バスコア BP・BSシリーズが「24%」。

 当該製品は原材料費の著しい高騰が続いている。同社は、コスト削減や効率化を鋭意推進してきたが、自社で吸収できるレベルを超えており、今後の安定した製品の供給とサービスの提供を目的に、今回の価格改定を決定した。

東レフィルム加工 全フィルム製品および加工品を値上げ

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2022年2月8日

 東レフィルム加工は7日、販売する全フィルム製品および加工品ついて、3月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「現行価格比10%」。

 昨今、原油・ナフサ価格の高騰に伴い、フィルム製品の主原料となる樹脂やフィルムにおいて、各社から度重なる値上げが打ち出されている。また、エネルギー、輸送費・荷資材費などの付帯費用についても、高騰が続いている。

 同社は、これまで生産合理化など徹底したコスト削減に努めてきたが、自助努力のみで吸収するのは極めて困難な状況となっていることから、安定供給を維持するため、今回の値上げの実施を決定した。

宇部興産 CPL1月の契約価格、前月並みで決着

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2022年2月2日

ベンゼン市況上昇が下支え、中国市況も底打ち感

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、1月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月並みの2070ドルで決着した。

 昨年12月の段階では、

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デンカ クロロプレンゴムを値上げ、製造コストが増加

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2022年2月2日

 デンカは1日、クロロプレンゴム「デンカクロロプレン」の国内価格を、今月21日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「55円/kg以上」。

 クロロプレンゴムの世界市場は好調な需要を背景に需給バランスがひっ迫しており、全ての需要に応えることが難しい状況が継続。また、原燃料価格の上昇による製造コスト増は自助努力の限界を超える状況にある。同社は、製品安定供給と事業の維持継続のため、価格改定せざるを得ないと判断した。