ユニチカ 包装用フィルム製品を値上げ、原料高騰に対応

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2021年3月3日

 ユニチカは2日、包装用2軸延伸ナイロンフィルムおよびポリエステルフィルムについて、4月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「エンブレム」(ナイロンフィルム:15㎛換算)「エンブロン」(複層ナイロンバリアフィルム:15㎛換算)「セービックス」(ナイロンバリアフィルム:15㎛換算)が「連600円」、「エンブレット」(ポリエステルフィルム:12㎛換算)「セービックス」(ポリエステルバリアフィルム:12㎛換算)「セービックス」(バリアOPPフィルム:20㎛換算)が「連300円」となっている。

 昨今の原油価格の上昇を受け、主要原料の価格高騰が続いている。さらに物流費、ユーティリティー費用なども上昇の一途にある。こうした環境下、同社は様々な合理化と省力化策を推進してきたが、これらのコスト上昇は自助努力による範囲を超えており、安定供給を維持するため今回の値上げを決定した。

アジア石化市況 エチレン3カ月ぶり900ドル割れ

2021年3月3日

芳香族は続騰、スチレンモノマー1000ドル台回復

 アジア地域の2月第1週の石化市況では、エチレンは前週比45ドル安の865ドル/tでの取引となった。900ドルを割り込んだのは11月上旬以来、約3カ月ぶりとなる。アジア地域で停止していた複数のクラッカーが1月に稼働を再開。供給量の増加により先安観が強まる中、旧正月を控えていたことで需要家が様子見となった。ナフサとのスプレッドも

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KHネオケム 酢酸ブチルなどを値上げ、安定供給を維持

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2021年3月3日

 KHネオケムは2日、酢酸ブチル・酢酸エチルの各製品について今月8日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、「酢酸ブチル」「酢酸ブチル-P」「酢酸ブチル-S」が「20円/kg以上」、「酢酸エチル-N」「酢酸エチル-T」が「25円/kg以上」となっている。

 原油価格の高騰に伴い原料価格が上昇し、また、製品の海外市況も高騰している。製品の安定した供給体制を維持・確保するため、値上げに踏み切らざるを得ないと判断した。

三井化学SKC ポリウレタン原料を値上げ、ナフサ高騰で

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2021年3月3日

 三井化学SKCポリウレタンは2日、ポリウレタン原料のポリプロピレングリコール(PPG)とポリマーポリオール(POP)類について、今月15日出荷分から「30円/kg以上」値上げすると発表した。

 OPECプラスによる協調減産と需要回復を背景に、原油価格が上昇を続ける中、同社の主要製品PPGとPOP類の主原料である国産ナフサ価格も高騰し、足元では4万5000円/klを超えている。また、副原料や用役・物流費も高止まりしている。

 同社では厳しい経済環境下、全社一丸となりあらゆるコストダウンに取り組んでいるが、こうしたコスト高騰は自助努力で吸収できる水準を超えていることから、品質維持と安定供給を継続するためにも価格改定を実施せざるを得ないと判断した。なお、主原料価格がさらに高騰する場合には、追加改定の可能性もあるとしている。

デンカ ポバールの値上げ、「30円/kg以上」で実施

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2021年3月2日

 デンカはこのほど、ポリビニルアルコール「デンカポバール」の価格を今月1日出荷分から「30円/kg以上」値上げすると発表した。

 酢酸ビニルモノマーなどの各種原材料価格やユーティリティ、物流費などが上昇する中、同社は継続してコスト削減化に努めているが、これらのコスト上昇は自助努力で吸収できる範囲を超えており、製品の安定供給と事業の維持継続のためには価格改定せざるをえない状況と判断した。

PSジャパン 4月1日からポリスチレンを値上げ

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2021年3月2日

 PSジャパンは1日、ポリスチレン樹脂「PSJ-ポリスチレン」を4月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、全グレード「28円/kg以上」となっている。

 原油ならびにポリスチレンの主原料であるナフサ、ベンゼンが騰勢を続け、原料コストが大幅に上昇している状況。こうした中、同社は、これらのコスト上昇分を自助努力のみで吸収することは極めて困難な状況にあることから、今回の値上げの実施を決定した。

日本ポリプロ 今月15日からポリプロピレンを値上げ

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2021年3月2日

 日本ポリプロは1日、ポリプロピレン全製品を今月15日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「10円/kg以上」。

 同社は今年に入り、2月1日納入分から「10円/kg以上」の値上げを実施していた。しかし、原油価格はOPECプラスによる大幅減産継続、新型コロナウイルスワクチンの普及に伴う世界経済への回復期待もあり、大きく上昇。それに伴い国産ナフサ価格も、原油価格の上昇に加え、タイトな需給状況を背景に、4万5000円/klを超える水準まで達しており、さらに諸費用も増加している。

 こうした厳しい経済環境の下、同社は、徹底したコスト削減に努めてきたが、今回の原料コストの上昇を自助努力のみで吸収することは困難であり、値上げを実施せざるを得ないと判断した。なお、前提とした国産ナフサ価格が想定を超ええて上昇する場合は、改定幅を変更する可能性もあるとしている。

日本ポリエチレン PE全製品を値上げ、原料高に対応

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2021年3月2日

 日本ポリエチレンは1日、ポリエチレン全製品を今月15日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「15円/kg以上」。

 同社は今年に入り、2月1日納入分から「15円/kg以上」の値上げを実施していた。しかし、原油価格はOPECプラスによる大幅減産継続、新型コロナウイルスワクチンの普及に伴う世界経済への回復期待もあり、大きく上昇。それに伴い国産ナフサ価格も、原油価格の上昇に加え、タイトな需給状況を背景に、4万5000円/klを超える水準まで達しており、さらに諸費用も増加している。

 こうした厳しい経済環境の下、同社は徹底したコスト削減に努めてきたが、今回の原料コストの上昇を自助努力のみで吸収することは困難であり、値上げせざるを得ないと判断した。

クラレ メタクリル樹脂成形材料を国内外で値上げ

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2021年3月2日

 クラレは1日、メタクリル樹脂成形材料「パラペット」について、今月15日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、国内が「50円/kg」、輸出が「0.5USドル/kg」。

 現在、メタクリル樹脂成形材料の需給バランスはタイトな状況が継続しており、一方では、対象製品の各種コストの上昇が自助努力によるコスト吸収の範囲を超えるなど、同社の事業収益は一段と悪化が進んでいる。このような状況下、採算改善により安定供給を維持するために、今回の価格改定の実施を決めた。