宇部興産 CPLの2月契約価格は前月比30ドル安

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2021年2月25日

トラブル要因が背景、原料高・需給タイトは継続

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、2月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比30ドル安の1570ドル/tで決着した。下落したのは昨年8月以来の6カ月ぶりとなる。

 今回の下落は、

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アジア石化市況 エチレン下値は10ドル高に反転

2021年2月24日

芳香族は原油高で上昇、スチレンモノマー強含み

 アジア地域の1月第4週の石化市況では、エチレンは下値10ドル高、上値70ドル安の910ドル/tでの取引となった。前週、大幅に下落していたが、旧正月を前に玉を確保する動きが一順したこともあり、大きな動きは見られなかったが下値は反転する結果となった。スプレッドについては、

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サン・トックス OPPとCPPの各フィルムを値上げ

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2021年2月22日

 サン・トックスは19日、OPPフィルムとCPPフィルムの全製品を3月22日出荷分から値上げする、と発表した。改定幅は、「500㎡当たり400円(厚み20μ相当品)」。昨今の石油製品価格の上昇は顕著となっている。

 同社は、購入しているポリオレフィン樹脂価格が上昇し、さらに樹脂メーカー各社から原料価格の追加値上げを強く要請されている。加えて、副資材価格、物流費、用役費なども上昇している。こうした中、同社は、生産性改善や営業効率向上といったコストダウンを実施しているが、原料価格の値上などコスト上昇は自助努力の範囲をはるかに超えるもとなっており、フィルム製品の採算是正を図るため今回の値上げを決定した。

BASF プラスチック添加剤価格を最大10%値上げ

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2021年2月19日

 BASFは先月28日からプラスチック添加剤の製品価格を世界的に最大10%値上げした。原材料と物流コストの増加によるものとしている。なお、有効な契約がある場合は、その内容が優先される。

 プラスチック添加剤には各種ポリマーや成形品、フィルム、繊維、シート、押出成形品などの用途での加工安定性、耐熱性、耐光性を向上する安定剤などがある。

KHネオケム BCL系とPM系製品値上げ、採算是正へ

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2021年2月18日

 KHネオケムは17日、BCL系製品を今月22日納入分から、PM系製品を3月8日納入分から値上げすると発表した。対象製品は、BCL(ブチセル)系が「ブチセル」(エチレングリコールモノブチルエーテル)、「ブチセノール20」「ブチセノール20-P」「ブチセノール20-S」(ジエチレングリコールモノブチルエーテル)、PM系が「PM(-P)」(プロピレングリコールモノメチルエーテル)、「PMA(-P)(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)で、改定幅は各製品とも「50円/kg以上」。

 両製品とも原料価格が世界的に急騰し、海外市況はさらに高騰を続けている。こうした中、同社は、製品の安定した供給体制の維持・確保のため、値上げせざるを得ないと判断した。