東ソー ポリエチレン樹脂を値上げ、1月21日納入分から

,

2019年12月23日

 東ソーは20日、ポリエチレン樹脂全製品を来年1月21日納入分から値上げすると発表した。

 対象となるのは、低密度ポリエチレン「ペトロセン」、直鎖状低密度ポリエチレン「ニポロン‐L」「ニポロン‐Z」、超低密度ポリエチレン「LUMITAC」、高密度ポリエチレン「ニポロンハード」、エチレン酢酸ビニル共重合体「ウルトラセン」、ポリオレフィン系接着性樹脂「メルセン」、高溶融張力ポリエチレン「TOSOH‐HMS」。値上げ幅は現行価格から20円/kg以上。

 ポリエチレン樹脂の主原料である国産ナフサ価格は、旺盛な需要を背景として、来年1-3月期以降は4万7000円/klを超える水準まで上昇することが予想されている。

 同社は徹底したコスト削減に努めているが、国産ナフサ価格の高騰に加え、物流費や安定生産のための修繕費などの上昇によるコスト事情の悪化は、自助努力のみで吸収することは極めて困難であり、今後の安定供給を図るためにも価格を改定せざるを得ないとの判断に至った。

日本ポリプロ ポリプロピレン全製品を12円/kg以上値上げ

,

2019年12月18日

 日本ポリプロはこのほど、ポリプロピレン全製品を来年1月15日納入分から値上げすると発表した。値上げ幅は12円/kg以上。

 原油価格は、OPEC・非加盟産油国による協調減産の継続と減産幅の拡大により、大幅に上昇している。2020年第1四半期の国産ナフサ価格は、原油価格の高騰や堅調なナフサ需要、円安の定着により、4万5000円/㎘に迫る水準となることが見込まれる。また、これに伴い、用役・副資材・副原料などの諸経費も上昇している。

 同社は厳しい経済環境の下、徹底したコスト削減に努めてきたが、今回の急激なコスト上昇分を自助努力のみで吸収することは困難なことから、価格改定をせざるを得ないと判断した。

日本ポリエチレン PE全製品を1月15日納入分から値上げ

,

2019年12月18日

 日本ポリエチレンはこのほど、ポリエチレン全製品を来年1月15日納入分から値上げすると発表した。値上げ幅は12円/kg以上。

 原油価格は、OPEC・非加盟産油国による協調減産継続と減産幅の拡大により、大幅に上昇してきている。国産ナフサ価格についても、原油の高騰に加え、ナフサ供給のタイト感や域内の堅調な需要、為替も円安が定着していることから、2020年第1四半期には4万5千円/㎘に迫る水準となることが見込まれる。

 また、これに伴い、用役・副原料価格も上昇している。同社は厳しい経済環境の下、徹底したコスト削減に努めてきたが、今回の急激な原燃料コストの上昇を自助努力のみで吸収することが困難なことから、価格改定をせざるを得ないと判断した。

プライムポリマー PEとPP値上げ、キロ15円以上

, ,

2019年12月17日

 プライムポリマーは16日、ポリエチレン(HDPE・LLDPE)とポリプロピレン(PP)を、2020年1月21日納入分から値上げすると発表した。値上げ幅は現行価格から15円/kg以上。

 主原料である国産ナフサの2020年1-3月期基準価格は、「OPECプラス」の会合で主要産油国による協調減産規模を拡大する方針の合意を背景に原油価格の高止まり、またナフサの需給タイトから今後は4万7000円/kl超で推移すると見込まれる。

 同社は厳しい経済環境下、あらゆるコストダウンに懸命に取り組んでいるが、このようなコストの高騰は自助努力により吸収できる水準を超えるものとなるため 価格改定を求めざるを得ないと判断した。なお、想定したナフサ基準価格が大きく変動する場合は、修正を求めることもあるとしている。

アジア石化市況 エチレンはスプレッドが改善傾向

, , , , , , ,

2019年12月17日

ベンゼンは9週連続上昇、SMは弱含みの展開に

 アジア地域の11月第4週の石化市況では、エチレンは5週連続上昇となり、下値が20ドル/t高、上値が30ドル/t高の820~850ドル/tでの取引となった。これまで様子見だった需要家の買いが戻ってきていることが背景にある。スプレッドも、13ドル/t拡大の283ドル/tと改善傾向となった。明るい兆しが見えてきたとはいえ、収益環境はまだまだ厳しい状況が続いている。

 プロピレンは、2週連続の下落となり、下値が20ドル/t安、上値が30ドル/t安の820~850ドル/tとなった。設備が

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について