東レ ポリエステル長繊維など値上げ 9月出荷分から

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2018年8月24日

 東レは23日、衣料用・産業用の各分野へ販売するナイロンとポリエステルの糸(長繊維)・綿(短繊維)、アクリル綿(短繊維)、ポリエステル長繊維不織布を、9月出荷分から値上げすると発表した。

 値上げ幅は、ナイロン糸・綿とポリエステル糸・綿・長繊維不織布が10円/kg、アクリル綿が70円/kg。現在の合繊原料の価格動向は、ポリエステル原料の高純度テレフタル酸とナイロン原料のカプロラクタム、アクリル原料のアクリロニトリルが高騰し、今後も高値圏での推移が予想されている。

 このような環境の下、同社は「トータルコスト競争力強化(TC)プロジェクト」を推進し、固定費と比例費のあらゆる項目で徹底的な費用削減・効率化の自助努力を続けてきた。

 しかし、現在の合繊原料価格の急速・大幅な高騰はこれらの努力で吸収できる範囲を超えている。同社は、安定した品質での商品供給や、さらなる高付加価値品の開発・提案を行う体制の維持・推進のため、今回の値上げ実施を決定した。

MMAモノマー 世界的に需給タイトの状況が継続

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2018年8月24日

 アクリル樹脂原料であるMMA(メタクリル酸メチル)モノマーの需給バランスが世界的にタイトな状況が継続しており、海外市況が昨年から一段と高騰している。

 MMAモノマーの需要サイドでは、主要誘導品であるアクリル樹脂の成形材料分野が好調に推移しているのに加え、透明ABS樹脂向けや、環境問題から水系溶剤としての引き合いが強くなるなど想定以上の動きとなっている。またMAA(メタクリル酸)も耐熱性を上げる樹脂添加剤としての需要が旺盛な模様だ。

 一方、供給サイドでは、米国における設備トラブルの発生や各サプライヤーの大型定修による稼働制限などにより玉が絞られている。さらに

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アジア石化市況 エチレンは2週連続で軟化傾向

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2018年8月21日

 アジア地域の石化市況では、エチレンの需給バランスはタイトな状況が継続しているものの、価格は2週連続で下落した。7月4週は

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