【ポリアセタール特集4】旭化成

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2020年2月28日

中国のプラントは稼働維持、低VOCグレードが伸長

 世界で唯一、ポリアセタール(POM)のホモポリマーとコポリマーを独自技術で生産している旭化成は、国内に年産4万4000t(ホモポリマー2万t、コポリマー2万4000t)、中国に同2万t(コポリマー)、合計同6万4000tの生産能力を有する。

 機能樹脂事業部テナック営業部の髙木加寿人部長によると、同社のPOMの販売状況は「世界的に自動車生産が落ち込んでいる中で、当社は自動車比率が高いことに加え、他の用途も減少していることから全体として需要は落ちている」。ただ、中国のコポリマーのプラントの稼働は、低VOCグレードが

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【ポリアセタール特集3】三菱エンジニアリングプラスチックス

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2020年2月21日

高付加価値製品を拡充、ベースレジンのさらなる向上も

 三菱エンジニアリングプラスチックスは「ユピタール」の製品名で、ポリアセタール(POM)のコンパウンド製造と販売を行っている。

 日本では、モノマーの供給先でもある親会社の三菱ガス化学(MGC)の四日市工場に年産1万5000~2万t、海外ではMGCや現地企業などとの合弁会社としてタイと中国に製造拠点を持ち、合計で年産13万t程度の供給能力を持っている。また、アジアを中心に世界9カ所に販売拠点を設けて営業活動を展開している。

 生産の3拠点は、一昨年はフル稼働だったが、米中貿易摩擦の影響による需要減により、出荷量が減少。足元では

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【ポリアセタール特集2】ポリプラスチックス

2020年2月14日

欧米市場開拓に注力、医療系ニーズへの対応も

 ポリアセタール(POM)で世界トップシェアを誇るポリプラスチックスは、欧米市場の開拓と医療系ニーズの把握に注力している。同社は国産初のPOMプラントとして操業50年を超える静岡県の富士工場10万tのほか、台湾の大発工場に2万5000t、中国の南通工場(三菱ガス化学など三社との合弁)に6万t、マレーシアのクアンタン工場に12万3000tの設備があり、合計生産能力は四拠点で30万tを超える。

 これは世界で1、2を争う規模で、世界販売シェアでも約20%を占めている。製造拠点に示されるように、同社はアジアを主戦場に事業を展開してきたが、2012年以降、欧米へ販売拠点を設けグローバル展開を開始した。

 その後、米国で既存のデトロイト近郊のサービス拠点を拡充し、昨年4月に正式オープンしたテクニカルソリューションセンターを中心に開発支援と拡販を図っている。また、欧州に関しては、ドイツ・フランクフルトの

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【ポリアセタール特集1】 新型肺炎が需要回復に影響、長期は堅調な伸び見込む

2020年2月7日

 ポリアセタール(POM)はエンジニアリングプラスチックの中で最も汎用性があり、価格も他のエンプラに比べれば安価なことから、自動車や家電、OA機器など幅広い分野で使われている。その特徴は高い強度と摺動性、耐摩耗性、寸法安定性、低吸水性、電気絶縁性、耐薬品性など。一方で難燃性や耐候性に劣ることから、難燃剤や安定剤が必要となる。

 需要に関しては、中国やアセアン、インドなどで拡大してきたことで、現在、世界の需要は120万t程度、そのうち中国・台湾で

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【ポリアセタール特集4】三菱エンジニアリングプラスチックス

2019年4月19日

 独自のプロセスで製造、コスト抑制し安定収益を確保

 三菱エンジニアリングプラスチックスは「ユピタール」の製品名で、ポリアセタール(POM)事業を展開している。

 同社のPOM事業の特徴は、親会社の三菱ガス化学(MGC)が独自技術で開発した当時では全く新しいプロセスにより、プラントおよび生産コストを抑制し、高品質のPOMを市場に展開したこと。グローバル展開も早期に進めることにより、安定して収益を確保している。

 MGCのグループ会社であるKEPはセラニーズとの合弁であり、グローバルでネームバリューがあることも、世界でビジネスを展開する上で相互にメリットとなっている。

 第3事業本部の森本馨企画部長によると、POMは耐熱性が高い割に高温成形では熱分解し臭気を発生しやすい。この課題に対して、最適な安定剤組成と末端基を安定な構造とし熱分解を抑制するMGC独自の技術を投入し、これが後発メーカーに対するアドバンテージとなっている。

 製品開発では、高付加価値グレードの拡充と、ベースレジンの

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【ポリアセタール特集3】旭化成

2019年4月12日

 2種類を世界で唯一生産、ホモポリマーは供給が課題に

 旭化成は世界で唯一、ホモポリマーとコポリマーを独自技術で生産している。1962年からポリアセタール(POM)の製造技術の研究を開始し、72年にホモポリマーの「テナック™」、85年にコポリマーの「テナック™-C」、87年にはホモポリマーの延長技術として、世界初のブロックコポリマー「テナック™LAシリーズ」を上市した。

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星野部長

 岡山県の水島工場に4万4千t/年(ホモポリマー2万t/年、コポリマー2万4千t)、中国の張家港に2万t/年(コポリマー)、合計6万4千t/年の生産能力を持つ。

 中国やアジア市場の拡大に加え、2017年の中国政府によるアンチダンピング課税措置も追い風となって、同社のPOM事業は

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【ポリアセタール特集2】ポリプラスチックス

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2019年4月5日

 世界トップシェア、さらなる成長へ欧米市場の開拓図る

 ポリアセタール(POM)は、ポリプラスチックスを代表する製品だ。最初に日本で製造を開始した静岡県の富士工場は昨年、操業50周年を迎えた。

POMの採用事例。写真提供:ポリプラスチックス(株)
POMの採用事例。写真提供:ポリプラスチックス(株)

 同工場の10万tのほか、台湾の大発工場に2万5千t、中国の南通工場(三菱ガス化学など3社との合弁)に6万t、マレーシアのクアンタン工場に12万3千tの設備があり、合計生産能力は四拠点で約30万tになる。これは世界で1、2を争う規模で、シェアでは世界トップの約20%を占めている。

 リーマンショック以降、中国・アセアン・インドの市場が成長する中で「アジアを

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【ポリアセタール特集1】中国で減速傾向、中長期には堅調な伸び見込む

2019年3月29日

 ポリアセタール(POM)は50年以上の歴史を持つエンジニアリングプラスチックで、高い強度と摺動性、耐摩耗性により、金属代替として、自動車や家電、OA機器など幅広い分野で使われてきた。

 特にリーマンショック後は中国やアセアン、インドなどで需要が拡大し、現在、世界の需要は120万t程度、そのうち中国が

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