プライムポリマー PEとPPを5月21日納入分から値上げ

2019年4月17日

 プライムポリマーは16日、ポリエチレン(HDPE・LLDPE)とポリプロピレン(PP)を、5月21日納入分から値上げすると発表した。値上げ幅は現行価格から「10円/kg以上」。

 主原料である国産ナフサの4-6月期基準価格は、主要産油国による減産や米国による対イラン・ベネズエラ制裁、北アフリカ・中東の政情不安に伴う原油供給減少懸念を背景とした原油価格の上昇に加え、円安も継続していることから、今後は4万8000円/kl超で推移すると見込まれる。

 同社は厳しい経済環境下、あらゆるコストダウンに懸命に取り組んでいるが、このようなコストの高騰は自助努力により吸収できる水準を超えるものとなるため 価格改定を求めざるを得ないと判断した。

 なお、想定したナフサ基準価格が大きく変動する場合は、修正を求めることもあるとしている。

 

アジア石化市況 エチレンは前週比15ドル高に

2019年4月16日

 アジア地域の石化市況では、エチレンは2週連続で上昇し、3月第4週は1065~1095ドル/tと下値・上値とも15ドル高での取引となった。

 前々週まで大幅に下落していた反動に加え、原油・ナフサ価格が上昇傾向となり先高感から玉確保の動きが見られたようだ。スプレッドも

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WTI原油 昨年11月以来の64ドル台に上昇

2019年4月15日

 世界の原油相場では、WTI原油は3月末に1バレル60ドルを突破、今月8日には昨年11月以来となる64ドル超に達した。

 OPEC(石油輸出国機構)の減産に加え、米国のイランやベネズエラへの制裁、リビアの内戦などにより供給量の減少が予測されており、需給の逼迫感から投資マネーの動きが活発化している状況だ。

 世界経済に影響を与える米中貿易摩擦やブレグジットの行方が懸念材料だが、結論が先送りされ妥結への期待感が高まっていることも原油相場を押し上げる要因となっている。

 昨年のWTI価格は、世界情勢の変調を背景に不安定な動きとなり、10月をピークに高騰したものの年末にかけて急落した。今年に入ってからは、OPECや

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アジア石化市況 エチレンは3週間ぶりに反転

2019年4月9日

 アジア地域の石化市況では、エチレンは3週間ぶりに反転し、3月第3週は1050~1080ドル/tと下値は20ドル高、上値は前週からステイでの取引となった。前週まで2週連続で大幅に下落していたが、底値感から需要家に買いの動きが見られたようだ。

 ただ、スプレッドは

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