財務省 第1四半期の国産ナフサ価格、6四半期ぶりに下落

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2019年5月7日

 財務省が26日に発表した貿易統計によると、第1四半期(1-3月期)の国産ナフサ価格は4万1200円/klとなり、2017年第3四半期(7-9月期)以来、6四半期ぶりの下落となった。

 為替が昨年第4四半期(10-12月期)から

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三菱ケミカル アクリルアマイドを値上げ、国内は10円/kg以上

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2019年4月25日

 三菱ケミカルは24日、アクリルアマイド50%水溶液の国内・輸出品の価格改定を実施することとし、各需要家との交渉に入ったと発表した。

 改定幅は、国内が「10円/kg以上」(フォーミュラ改訂 純分換算)、輸出が「100ドル/t以上」。4月25日出荷分から実施される。

 アクリルアマイドは、国内の紙力増強剤や高分子凝集剤向けの需要が堅調に推移し、海外では石油採掘や水処理用途を中心に需要が伸長している。一方、供給面では原料のアクリロニトリルが、プロピレン価格と国産ナフサ価格との乖離による価格改定を昨年11月に打ち出したことに加え、燃料価格や梱包材料、物流費などの諸経費も急騰している。

 同社は生産の効率化などによるコスト低減に注力しているが、現在の原料価格上昇は自助努力で吸収できる範囲を超えており、安定的な製品供給を継続するためにも、コスト上昇分を価格に転嫁せざるを得ないと判断した。

 

ポリスチレン 4月からの大幅値下げで出荷増に

2019年4月25日

 ポリスチレン(PS)は、4月に入り出荷量が増加している。4月の価格改定で大きく値下げしたことに加え、ゴールデンウィークに向け需要家の稼働が高まったことで引き合いが強い状況だ。

 PS価格は原料ベンゼンのアジア契約価格(ACP)やナフサ、また為替などを前提に四半期ごとの価格改定を行っている。原料ベンゼンは、原油価格の急落に伴い昨年4Q(10-12月期)に市況が軟化。さらに中国経済の減速によるABS樹脂の需要減少や、誘導品メーカーのトラブル発生などにより、中国のベンゼン在庫が大幅に増加した。

 そのためACPは低水準で推移し、1Q(1-3月期)の平均では

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旭化成 ポリエチレン製品を15円/kg以上値上げ

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2019年4月24日

 旭化成は23日、ポリエチレン「サンテック」と「クレオレックス」の全製品を、5月21日出荷分から15円/kg以上値上げすると発表した。

 対象製品は「サンテック-LD」「サンテック‐HD」「サンテック-EVA」「クレオレックス」。

 原油やナフサ価格の高騰が進む中、今年第24半期(4-6月期)以降はさらなるコスト上昇が予想されている。厳しい経営環境の下、同社ではこれまでコストダウンに注力してきたが、このようなコスト上昇分を自助努力で吸収することは極めて困難であり、今回の価格改定を実施せざるを得ないと判断した。

アジア石化市況 エチレンは前週比66ドル安

2019年4月23日

 アジア地域の石化市況では、エチレンは3週ぶりに下落し、3月第5週は999~1080ドル/tと下値で66ドル安、上値で15ドル安での取引となった。前週まで2週連続上昇していたが、域外品の流入増加や中国での誘導品需要の低迷により、需要家の購買意欲が低下したもようだ。

 スプレッドは、

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東ソー 臭素と臭化水素酸を6月から20%値上げ

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2019年4月23日

 東ソーは22日、臭素と臭化水素酸を6月1日納入分から、現行価格に対し20%値上げすると発表した。

 昨今の臭素と臭化水素酸の需要は、アジア地域を中心に堅調に推移する一方、中国では供給不足が顕著となり、需給バランスは非常にタイトな状況が継続している。

 このような環境下、国内最大の臭素メーカーである同社は、コスト削減・省力化・物流の効率化など、あらゆる施策を実施し、競争力ある製品の供給に努めてきた。

 しかし、限られた在庫レベルの中、今後とも日本国内での安定供給を継続するためにも、今回の価格改定実施を決定した。