宇部興産 CPL1月価格は前月比290ドル安

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2019年1月21日

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、1月の韓国・台湾大手向け契約価格を1620ドル/tで決着。12月の価格(同1910ドル/t)に比べ、1月は290ドル安の大幅な下落となった。

 10月の中国・国慶節明け以降、アジア石化市況は全体的に下落傾向を継続。そうした中、CPLの11月価格は100ドル程度の下落だったが、12月には240ドル安と大幅に下落し、その流れのまま1月も300ドル近い値下がりとなった。

 需要家が、原油・ナフサ価格が弱含んでいることで様子見になっていることに加え、米中貿易摩擦の影響により先行き不透明感から在庫を持たなくなっているようだ。

 スプレッドは、

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デンカ アルミナセメントを3月1日出荷分から値上げ

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2019年1月15日

 デンカは11日、アルミナセメントを3月1日出荷分から値上げすると発表した。値上げ幅は「ハイアルミナセメントスーパー」と「ハイアルミナセメントハイ」が24円/kg、「アルミナセメント1号」が15円/kg。

 アルミナセメント事業については、製造・その他諸経費の削減など、徹底した合理化に努めている。しかし、主要原料であるアルミナとボーキサイトの価格上昇に加え、安定供給のための製造設備の維持・更新費用が増大している。

 このような状況のもと、同社ではアルミナセメントの安定供給と事業の維持継続を目的に、価格改定を実施することにした。

アジア石化市況 エチレンは上昇基調で910ドル

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2019年1月15日

 アジア地域の石化市況では、エチレンが2週連続で上昇し、12月第3週は910~940ドル/tでの取引となった。前週から下値で50ドル高、上値で30ドル高と、下値は3週ぶりに900ドル/tに回復している。

 米中貿易摩擦など先行き不透明な中、2019年の契約締結が長引いているため、スポット玉に買いが入っているもようだ。ナフサとのスプレッドも

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