アジア石化市況 エチレン反転900ドル台に回復

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2019年2月12日

 アジア地域の石化市況では、エチレン価格は前週を底に反転し、1月第3週は900~960ドル/tと4週ぶりに900ドル台での取引となった。

 原油価格に連動しナフサ価格が先に上昇していたが、エチレンも一気に値を戻し、前週との比較で下値は60ドル高、上値は80ドル高となった。

 海外プラントでトラブルが発生したことや、欧州玉の

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東海カーボン 二輪車用焼結摩擦材製品を10%値上げ

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2019年2月12日

 東海カーボンは8日、二輪車用焼結摩擦材製品の販売価格を、4月1日納入分から値上げすると発表した。値上げ幅は一律10%。

 労務費の上昇に伴い、同製品の生産コストが以前に比べ大幅に増加している。同社では今後の安定供給継続のため、価格改定を行うことにした。

 

WTI原油 OPEC減産などで55ドルに回復

2019年2月6日

 世界の原油相場では、昨年クリスマス休暇明けに反転していたWTI価格が上昇基調となり、足元55ドル前後で推移している。

 OPEC(石油輸出国機構)やロシアの減産に加え、米国油井リグの稼働数が減少し、原油在庫が減少していることが大きな要因だ。世界的な原油の需要も底堅く推移していることから、この先もWTIは大きく崩れるとの見方は少なくなっている。

 昨年10月に76ドル台にまで上昇したWTI価格は、世界経済の減速が意識され急落し、12月24日には

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JXTGエネルギー 2月のベンゼンACPは570ドルで決着

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2019年2月5日

 JXTGエネルギーはこのほど、2月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を570ドル/tで決着したと発表した。

 1月のアジア域内ベンゼン市況は、原油価格の反転を受け上昇した。こうした市場環境を反映し、2月の契約価格は前月比35ドル/t高で決着した。なお、国内価格換算想定値はキロ67.2円/kg。

クレハ フッ化ビニリデン樹脂を3月から10%値上げ

2019年2月5日

 クレハは4日、同社が製造・販売するフッ化ビニリデン樹脂「KFポリマー」を、3月1日出荷分から値上げすると発表した。値上げ幅は現行販売価格に対し10%増。

 フッ化ビニリデン樹脂は、フッ素樹脂としての優れた性質と、汎用樹脂並みの成型加工性を持つバランスのとれたエンジニアリング・プラスチック。リチウムイオン二次電池(LIB)用バインダーや水処理膜、釣糸、プラント用パイプ・バルブなど、さまざまな分野で使われている。

 クレハのKFポリマーは、LIB用バインダー向けの販売が伸長している一方で、原材料費や物流費の上昇による収益への影響が顕在化してきている。

 こうしたことから、自助努力のみではコスト上昇分の吸収が困難な状況になっており、今後も安定的な製品供給を継続していくため、同社では販売価格を改定することになった。

アジア石化市況 エチレンは弱含みで840ドル

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2019年2月5日

 アジア地域の石化市況では、エチレンは前週に引き続き弱含みとなり、1月第2週は840~880ドル/tでの取引となった。原油価格に連動し年明けのナフサ価格は上昇したが、エチレン需要に力強さが見られず、前週との比較で下値は10ドル安、上値は10ドル高とほぼ横ばいとなった。

 需要家はリスクヘッジのため在庫を持たなくなっており、中国・旧正月を前に様子見の状況が続いている。ナフサとのスプレッドは

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