旭化成 PE製品を22日出荷分から15円/kg以上値上げ

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2018年10月12日

 旭化成は11日、ポリエチレン「サンテック」「クレオレックス」の全製品を22日出荷分から15円/kg以上値上げすると発表した。対象製品は「サンテック-LD」「サンテック-HD」「サンテック-EVA」とクレオレックス。

 原油価格の大幅な上昇に加え、為替の円安シフトもあり、第4半期(10-12月期)以降はさらにコストの上昇が予想されている。

 厳しい経営環境の下、同社はこれまでコストダウンに取り組んできたが、このようなコスト上昇分を吸収することは極めて困難だと判断。今回、価格改定を要請せざるを得ないとの判断に至った。

大洋塩ビ PVCを11月1日出荷分から16円/kg以上値上げ

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2018年10月12日

 大洋塩ビは11日、塩化ビニル樹脂(PVC)を11月1日納入分から16円/kg以上値上げすると発表した。

 昨今の原燃料価格・物流費などの上昇は、PVC事業の損益にも大きな影響を及ぼしており、自助努力だけでは適正な採算確保が困難な状況となっている。

 PVCの国内需要は経済情勢を反映して堅調に推移しており、また海外では米中貿易摩擦や新興国通貨安の不安定要因はあるものの、インドを中心としたアジア地域の需要も引き続き堅調さを維持している。

 一方、供給面では中国での環境規制は今後も継続すると見込まれ、PVCメーカーの操業にも大きな影響が出ており、アジア地域のPVC需給バランスは、当面タイトな状況が継続するものと想定される。

 このような状況下、同社は今後も日本国内での安定供給を継続するため、今回の価格改定実施を決定した。

東レ ABS樹脂を22日出荷分から40円/kg以上値上げ

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2018年10月12日

 東レは11日、ABS樹脂「トヨラック」を22日以降の出荷分から40円/kg以上値上げすると発表した。

 昨年11月の価格改定実施以来、原料モノマー市況は一段と高騰している。また、旺盛な需要もあり、同製品の主原料であるアクリロニトリル、スチレン、ブタジエンの価格は上昇し、製造コストに大きな影響を与えている。

 同社は、あらゆる角度から継続的なコスト削減や合理化努力を推進してきたが、各原料の調達環境は劇的に変化しており、自助努力も限界を超える状況となっている。

 加えて労働力不足が要因とされる物流費(運輸費・保管費・荷資材)の上昇もあり、大幅なコストアップが生じている。こうした中、同社は安定した品質での商品供給や、さらなる高付加価値品の開発・提案を行う体制の維持・推進のためにも、今回の値上げ実施を決定した。

塩ビ樹脂 10月インド向け輸出は60ドル安で決着

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2018年10月11日

 塩ビ樹脂(PVC)の10月分のアジア輸出価格は、インド向けがCFR950ドル/tで前月比60ドル安、中国・その他向けは870ドル/tで同90ドル安と前月から大幅に下落して決着した。

 アジア地域の需要は

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旭化成 スチレン系特殊透明樹脂などを値上げ

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2018年10月10日

 旭化成は9日、スチレン系特殊透明樹脂などを15日出荷分から値上げすると発表した。

 対象製品はスチレン系特殊透明樹脂が「アサフレックス」、スチレン系熱可塑性エラストマーが「タフプレン」「アサプレンT」など、水添スチレン系熱可塑性エラストマーが「タフテック」「S.O.E.」などで、値上げ幅は各製品とも15円/kg以上となっている。

 ナフサやブタジエン、スチレンモノマーなどの原料市況の上昇を背景に、対象製品の製造コストは、自助努力の範囲を超えて大幅に上昇している。こうした中で、同社は製品の安定供給維持のためには、価格改定を実施せざるを得ないと判断し、今回の値上げを決定した。

東海カーボン カーボンブラック全品種を値上げ

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2018年10月10日

 東海カーボンは9日、カーボンブラック全品種を11月1日納入分から10.5円/kg値上げすると発表した。

 カーボンブラックの原料油価格は継続的に上昇しており、大幅なコスト増となっている。

 同社は、自助努力によるコスト削減だけでは吸収することが困難であると判断し、今後の安定供給を継続するため、今回の価格改定を決定した。