東洋紡エムシー スパンボンド不織布を値上げ、4月から

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2024年2月15日

 東洋紡エムシーはこのほど、ポリエステルスパンボンド不織布製品について、4月1日出荷分より値上げすると発表した。改定幅は現行価格より「10~15%」。

 当該製品は、円安による原油価格の高騰を背景にした原材料価格の高止まり、物流費や梱包資材の度重なる値上げに加え、設備の老朽化に伴う修繕費等が増加している。こうした中、同社は徹底したコスト削減や生産性の向上に鋭意努力してきたものの、現在の価格体系では顧客への安定的な製品供給が困難と判断し、今回、価格改定の実施を決定した。

アジア石化市況 エチレンは需要低調で動き少なく

2024年2月14日

芳香族はいずれも強含み、米国市況の上昇が背景

 アジア地域の1月第1週の石化市況では、エチレンは12月4週並みの850ドル/tで取引された。年末年始で需要家が様子見となり、スポット市場は静かな状態となっている。スプレッドについては、ナフサ価格が

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三菱ケミカル PVA製品群を値上げ、採算是正を図る

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2024年2月14日

 三菱ケミカルグループは13日、ポリビニルアルコール(PVA)製品群について、2月19日出荷分から値上げする、と発表した。対象製品はPVA樹脂「ゴーセノール」、PVA特殊銘柄「ゴーセネックス」および「ニチゴーGポリマー」、「ゴーセネックスZ」用架橋剤「セーフリンク」で、改定幅は国内取引価格が「60円/kg」、輸出取引価格が「450USドル/t」および「450ユーロ/t」となっている。

 ナフサ価格高騰に伴う原材料価格の上昇に加え、ユーティリティーや物流に係るコストの上昇が継続し、事業収益が悪化している。同社は、自助努力のみによるコスト吸収は難しいことから、安定供給を維持するために採算是正が必要と判断し、今回、価格改定の実施を決定した。