積水化学工業 建築設備配管関連製品を値上げ、コスト上昇

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2022年11月28日

 積水化学工業は25日、建築設備配管関連製品について、2023年1月4日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、塩ビライニング鋼管用管端防食継手のLX継手、LX絶縁継手が「15%以上」、耐火プラAD継手付属品の遮音カバー全品種が「20%以上」、熱膨張耐火材 区画貫通テープのフィブロック全品種が「10%以上」。

 建築設備配管製品は、原油・エネルギー価格、輸送費などの高騰や為替の影響により、主材料などの価格が著しく高騰している。同社は、コスト削減や効率化を鋭意推進してきたが、自助努力の限界に達していることから、値上げを決定した。

三井化学 アクリルアマイド値上げ、原料高騰で年明けに

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2022年11月28日

 三井化学は25日、アクリルアマイド(固形換算)を、2023年1月1日出荷分から「20円/kg以上」値上げすると発表した。

 アンモニア価格の高騰を受け、対象製品の原料アクリロニトリルの価格が上昇を継続。原燃料費の上昇も加わり、用役費や物流費も高騰が続いている。こうした中、同社はコスト削減に取り組むものの、自助努力のみのコスト吸収は困難とし、値上げを決めた。同製品の価格改定は2年ぶり。前回は2021年1月に実施した。

アジア石化市況 エチレン続落でスプレッドが悪化

2022年11月24日

国慶節休暇が影響、芳香族は原油高で大幅な上昇

 アジア地域の10月第1週の石化市況では、エチレンは前週比45ドル安の835ドル/tで取引された。中国が国慶節休暇に入る中、域内の設備が定修明けで稼働を再開したことや、安価な域外品が流入していることもあり、下げ幅を広げている。

 ナフサとのスプレッドも

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エチレンセンター 1-9月平均稼働率90%割れ

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2022年11月17日

内需低迷で稼働調整、アジア向け輸出も大幅減少

 石油化学工業協会の統計によると、わが国エチレンセンターは、1-9月期の平均稼働率が89.5%となり、景況の判断基準となる90%を下回った。

 今年は各社の定修が重なる定修年に当たるため、稼働率や

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