旭化成 塩酸を値上げ、4月1日から「8円/kg以上」

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2023年3月27日

 旭化成は24日、塩酸について4月1日出荷分から「8円/kg以上」値上げすると発表した。

 塩酸事業では製造設備の維持・補修費などが年々上昇していることに加え、原燃料および物流コストが高騰していることもあり、事業採算が著しく悪化している。こうした中、同社は、生産および物流コストの削減・効率化に継続的に取り組んできたものの、今後、国内で安定供給ならびに事業継続を行うためには、価格改定が不可避であると判断した。

わが国エチレン輸出 2022年は38万tに減少

2023年3月24日

国内外で景気が低迷、輸出割合も7%と一桁台に

 わが国の2022年(暦年)のエチレン輸出は、前年比43.9%減の38万1200t(財務省通関統計)となった。昨年は定修が多い年であることから、輸出量が

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レゾナック 排ガス処理装置の除害筒の再生費を値上げ

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2023年3月23日

 レゾナックは22日、半導体ドライエッチングガスの排ガス除害装置製品に使用される除害筒の再生費について、5月1日納入分から値上げする、と発表した。対象製品と改定幅は、「クリーンエスZ型再生費(酸性ガス除害装置)」が「現行価格の15%以上」「クリーンエスPF型再生費(地球温暖化ガス〈PFCガス〉除害装置)」が「同25%以上」。

 排ガス処理装置「クリーンエス」は、半導体のドライエッチング工程などで排出される特殊ガスの毒性の無害化や、地球温暖化係数の高いガスを分解する装置。半導体の製造工程において、地球温暖化へのネガティブインパクトの低減に貢献している。乾式充填剤を用いた排ガス処理装置は、分解性能を維持するため、一定量のガスを処理する度に除害筒を交換する必要がある。

 除害筒の再生を取り巻く事業環境は、昨今の原料価格高騰や、輸送費、その他のコスト上昇等、大変厳しい状況が続く。同社はこれまで、様々な施策を行い再生費の低減に努めてきたが、自助努力により吸収することが困難なことから、今後も製品の安定供給を維持するために、価格改定せざるを得ないと判断した。

日本ポリエチレン PE全製品値上げ、採算是正を図る

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2023年3月23日

 日本ポリエチレンは22日、ポリエチレン(PE)全製品について、4月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、「ノバテックLD」「カーネル」が「20円/kg」、その他製品が「10円/kg」。

 昨今のエネルギー価格高騰によるユーティリティコストの上昇は、当初の想定をはるかに超える水準で推移し、また、物流費、副資材、外注加工費などの諸費用も大きく増加している。こうした中、同社は、徹底したコスト削減に努めているが、これらコストの上昇を自助努力のみで吸収することは困難であることから、今後の安定供給のため、採算是正として価格改定せざるを得ないと判断した。

UBE CPLの3月契約価格、前月比50ドル安

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2023年3月23日

台湾社の下落が影響、ベンゼン安も下押し要因に

 UBEは、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、3月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比50ドル安の1720ドル/tで決着した。前月は8ヵ月ぶりに上昇していたが、再び下落する結果となっている。スプレッドについても、

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アジア石化市況 エチレンは需要回復で2週連続高

2023年3月22日

芳香族3製品も反発、スチレンモノマーは弱含み

 アジア地域の2月第2週の石化市況では、エチレンは前週比35ドル高の895ドル/tで取引された。春節休暇明けの2週間で110ドルも急騰している。減産などで供給量が絞られる中、

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