アジア地域の石化市況では、エチレンは前週から一段安となり、4月第3週は970~1000ドル/tでの取引となった。下値は1000ドル/tを4週連続で下回っている状況だ。
中国市場に力強さが見られない中、スチレンモノマー(SM)設備のトラブルに加え、誘導品の市況も弱含んでいることが要因として挙げられる。
スプレッドは、
2019年5月14日
2019年5月13日
2019年5月9日
2019年5月7日
2019年4月25日
ポリスチレン(PS)は、4月に入り出荷量が増加している。4月の価格改定で大きく値下げしたことに加え、ゴールデンウィークに向け需要家の稼働が高まったことで引き合いが強い状況だ。
PS価格は原料ベンゼンのアジア契約価格(ACP)やナフサ、また為替などを前提に四半期ごとの価格改定を行っている。原料ベンゼンは、原油価格の急落に伴い昨年4Q(10-12月期)に市況が軟化。さらに中国経済の減速によるABS樹脂の需要減少や、誘導品メーカーのトラブル発生などにより、中国のベンゼン在庫が大幅に増加した。
そのためACPは低水準で推移し、1Q(1-3月期)の平均では
2019年4月23日
2019年4月18日
2019年4月16日
2019年4月9日
2019年4月4日