アジア地域の石化市況では、エチレンは3週間ぶりに反転し、3月第3週は1050~1080ドル/tと下値は20ドル高、上値は前週からステイでの取引となった。前週まで2週連続で大幅に下落していたが、底値感から需要家に買いの動きが見られたようだ。
ただ、スプレッドは
2019年4月9日
2019年4月4日
2019年4月2日
2019年3月26日
2019年3月25日
C&Fジャパン・スポットナフサ価格は、3月に入り530~40ドル/t台で推移していたが、ここに来て550~60ドル台と一段高になっている。為替が円安に振れていることもあり、試算した国産ナフサは、14日に昨年11月以来となる4万7000円台を記録。その後も4万6000円前後で推移しており、この状況が継続すれば2Q(4-6月期)の国産ナフサ価格は4万5000円超となりそうだ。
国産ナフサ価格は昨年後半以降、乱高下の様相を呈している。昨年4Q(10-12月期)は5期連続上昇し、5万4200円となった。しかし原油急落に連動しナフサも大幅安となったことで、今年1Q(1-3月期)は、
2019年3月22日
ウレタン原料であるMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)は、春の需要期入りを前に中国スポット市況がようやく上昇傾向にある。足元では、モノメリックは2400ドル/t程度、ポリメリックは1500ドル/t程度で取引されているもようだ。
昨年12月の底値からは、モノメリックはステイ、ポリメリックは200ドル/t程度の上昇だが、原料ベンゼンとのスプレッドは拡大している。
ベンゼンACPは、昨年4Q(10-12月期)に比べ1Q(1-3月期)は200ドル/t程度下落。そのため、ポリメリックとのスプレッドは
2019年3月19日
2019年3月14日
宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、3月の韓国・台湾大手向け契約価格を1765ドル/tで決着。2月の価格(同1635ドル/t)に比べ3月は130ドルの大幅高となり、2カ月連続での上昇となった。
昨年のCPL価格は11月まで2000ドル/t台を維持するなど好調に推移していたが、中国経済の減速を背景に12月、1月の2カ月間で530ドル暴落した。
しかし、石油輸出国機構(OPEC)の減産効果などにより原油・ナフサ価格が反転したことや、旧正月明けに川下製品の稼働が上がってきたことから、様子見だった需要家の引き合いが戻っている状況だ。
スプレッドは、
2019年3月12日
2019年3月7日