宇部興産はナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)の8月の韓国・台湾大手向け契約価格を、2155ドル/tで決着した。7月の価格(同2140ドル)に比べ、8月は15ドル高となった。
スプレッドは、ベンゼンの8月アジア契約価格(ACP)が同860ドルに上昇したことで、1295ドルに下落。ただ昨年9月以降、12カ月連続で1000ドル以上を確保し、さらに3月以降は1200ドル以上となっており、事業環境は好調な状況が続いている。
一方、中国・SINOPECは、7月のCPL価格を
2018年8月27日
2018年8月24日
アクリル樹脂原料であるMMA(メタクリル酸メチル)モノマーの需給バランスが世界的にタイトな状況が継続しており、海外市況が昨年から一段と高騰している。
MMAモノマーの需要サイドでは、主要誘導品であるアクリル樹脂の成形材料分野が好調に推移しているのに加え、透明ABS樹脂向けや、環境問題から水系溶剤としての引き合いが強くなるなど想定以上の動きとなっている。またMAA(メタクリル酸)も耐熱性を上げる樹脂添加剤としての需要が旺盛な模様だ。
一方、供給サイドでは、米国における設備トラブルの発生や各サプライヤーの大型定修による稼働制限などにより玉が絞られている。さらに
2018年8月21日
2018年8月8日