アジア石化市況 エチレン4カ月半ぶりに800ドル/t

2020年6月30日

芳香族は上昇一服、スチレンモノマー調整局面に

 アジア地域の6月第2週の石化市況では、エチレンは、下値80ドル高、上値105ドル高の800~845ドル/tでの取引となった。1月第5週以来、約4カ月半ぶりに下値は800ドル/tを回復している。中国の経済活動が本格化してくる中、景況感が改善したことでエチレン需要が強まっている。アジア地域では春の定修シーズンに入ったことで需給がタイトとなり、市況を大きく押し上げる要因となった。

 スプレッドも

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WTI価格 減産効果と需要回復期待で40ドル台

2020年6月25日

各国が経済活動再開の動き、コロナ第2波が懸念

 世界の原油相場では、WTI価格が3月上旬以来、約3カ月半ぶりに40ドル台を回復した。新型コロナウイルスの感染拡大により落ち込んでいた世界経済に、ようやく再開の動きが強まってきたことに加え、OPECプラスの協調減産が進んでおり、需給バランスの改善が見えてきたことが背景にある。

 とはいえ、原油需要が回復しているのはコロナ禍からいち早く脱した中国だけと言え、投資家の期待感が先行していることは否めない。仮にコロナの2次、3次感染が発生すれば投資マネーの逆回転が起こる可能性もあり、この先も上昇基調が続くかは不透明な状況だ。

 WTIは、コロナ禍の影響による需要減少と、OPECプラスの減産動向で不安定な動きを続けている。3月上旬は “WTI価格 減産効果と需要回復期待で40ドル台” の続きを読む