PEは120万t台を回復、米国PEは増加基調
中国の11月の汎用樹脂輸入は、ポリエチレン(PE)が前年同月比で3ヵ月プラスを継続し、塩ビ樹脂(PVC)が5ヵ月ぶりにプラスに転じた。ポリプロピレン(PP)は3ヵ月ぶりにマイナスとなり、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂、EPSの3品目はマイナスを継続している。ただ、前月比で見ると、PE、PVC、PS、EPSはプラスとなり、PPとABS樹脂も微減だった。10月は国慶節もあり調整局面となっていたが、
2023年1月13日
2022年12月2日
2022年11月2日
前月比でも回復傾向、米国PEも増加基調を継続
中国の9月の汎用樹脂輸入は、塩ビ樹脂(PVC)、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂、EPSの四品目は前年同月比でマイナスを継続したものの、ポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)がプラスに転じている。ゼロコロナ政策による行動制限が続いているものの、8月の電力不足が解消されたことで、引き合いが強まったことが要因。前月比で見ても、EPSを除く5樹脂(PE、PP、PVC、PS、ABS樹脂)はプラス基調を継続しており、汎用樹脂の輸入市場が回復傾向にあることが伺われる。
9月の輸入を樹脂別で見ると、
2022年10月7日
2022年9月15日
2022年8月24日
前月比では回復傾向、PE3ヵ月ぶり100万t回復
中国の6月の汎用樹脂輸入は、3ヵ月連続で、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂、EPSの5品目が前年比マイナスとなり、塩ビ樹脂(PVC)のみプラスとなった。中国の内需が低迷していることもあり、汎用樹脂の輸入は前年の実績を下回って推移している。ただ前月比で見ると、PPとABSがマイナスだったのに対し、PE、PVC、PS、EPSがプラスとなっており、樹脂ごとの動きに違いが見え始めている。
6月の輸入を樹脂別で見ると、
2022年7月13日
2022年4月22日
2022年2月4日
PVCが半分以下の水準、米国PEは35%減に
中国の2021年の汎用樹脂輸入は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、塩ビ樹脂(PVC)、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂、EPSの全品目が前年比マイナスとなった。中国経済はコロナ禍においても堅調さを維持したものの、コンテナ船不足やコロナ対策による物流の混乱が長期化していることや、米国の寒波やハリケーンをはじめとした生産トラブルの影響がアジア地域にも波及したことなどにより、全品目が2桁以上の大幅減となっている。
品目別で見ると、PEは
2022年1月14日
前月比では改善傾向示す、米国PEも増加傾向に
中国の11月の汎用樹脂輸入は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、塩ビ樹脂(PVC)、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂、EPSとも、前年同月比でマイナスを継続した。中国自体の景気がやや鈍化傾向にあることや、コンテナ不足や人手不足による物流の混乱などが継続していることが背景にある。ただ、国慶節や電力不足の影響などで落ち込んだ10月との比較では全品目がプラス。前年との比較でもマイナス幅は約2~3割程度に縮小しており、持ち直しのきざしが見られる。
11月の輸入を樹脂別で見ると、