国内

　日本スチレン工業会がこのほど発表した生産出荷実績によると、7月のポリスチレン（PS）の国内出荷は前年同月比5％減の4万4100tとなった。6月は15ヵ月ぶりに5万t台を回復していたが、

　業界筋によると、7月の汎用4樹脂の国内出荷は、高密度ポリエチレン（HDPE）、低密度ポリエチレン（LDPE）は前年同月比でプラスとなったが、ポリプロピレン（PP）はマイナスを継続し、ポリスチレン（PS）は再びマイナスに転じた。消費マインドは改善の動きが見られるものの足踏みが続く。

　7月の生産活動は

　石油化学工業協会が22日に発表した主要石化製品18品目の生産実績によると、7月のエチレン生産は前年同月比2.8％減の39万9300tだった。5ヵ月連続のマイナスとなり、

　日本ABS樹脂工業会がこのほど発表した出荷実績によると、7月の総出荷量は前年同月比並みの2万2500tだった。国内用は

　日本ソーダ工業会がこのほど発表したソーダ工業薬品需給実績によると、6月のカセイソーダの内需は前年同月比1.2％増の22万1400tとなり、2ヵ月連続のプラスとなった。自家消費（同5.3％増）がプラスを維持したことで、販売（同0.4％減）の微減をカバーしている。

　用途別では、

スポット価格は下落基調も3Q横バイで高値継続

　財務省が30日に発表した貿易統計によると、2Q（4―6月期）の国産ナフサ価格は7万9000円/klだった。1Q（1―3月期）比6500円高と大幅に上昇し、2022年3Q（7―9月期）の8万1400円に次ぐ高値となった。2Qの輸入単価は、