可塑剤工業会がこのほど発表した需給実績によると、4月のフタル酸系可塑剤の国内出荷は、前年同月比15.7%増の1万7100tだった。輸入品が大幅に減少する中、国内メーカーの出荷は引き続き伸長し5カ月連続のプラスで推移した。
国内出荷を品目別に見ると、
2021年6月10日
2021年6月9日
2021年6月9日
2021年6月7日
2021年6月3日
2021年6月2日
2021年5月31日
2021年5月31日
2021年5月28日
2021年5月28日
業界筋によると、4月の汎用4樹脂の国内出荷は、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)とも前月に引き続き前年を上回る結果となった。前年は、第1回目の全国的な緊急事態宣言のもと、個人消費ならびに製造業、サービス業において急速な減速をきたした。それに対し今年は、生産活動が上昇基調で推移していることや、消費マインドも持ち直し傾向が続いている。LDPEではフィルム分野の復調が続くとともに、HDPEはパイプ分野、PPでは射出成形分野の出荷増加が目立った。PSは、ほぼ全用途で前年実績を上回っている。
4月の出荷合計を品目別に見ると、LDPEは