タイヤなど需要業界の回復が顕著、稼働率も改善
合成ゴム工業会がこのほど発表した生産・出荷・在庫実績によると、4月の合成ゴムの出荷量は前年同月比41.1%増の11万8200tだった。これで昨年10月から7カ月連続でプラスを継続している。自動車生産の本格化に伴うタイヤ需要の持ち直しなど、需要業界の回復が顕著となってきたことが背景にある。特に昨年は、コロナ禍の影響で合成ゴムの需要が春から夏にかけて落ち込んでおり、その反動から4月の出荷量は高い伸びとなった。
品目別に見ると、
2021年7月5日
2021年7月2日
2021年7月1日
2021年7月1日
2021年6月30日
2021年6月30日
2021年6月28日
2021年6月25日
2021年6月21日
塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、5月の塩ビ樹脂(PVC)の国内出荷は前年同月比15.2%増の7万5700tと3カ月連続で伸長した。硬質用は2カ月ぶりに前年を上回り同10.2%増の3万9800t、軟質用は同14.4%増の1万7700t、電線・その他は同28.7%増の1万8200tといずれもプラスで推移した。ただ、前年の5月はコロナ禍により、国内出荷が7万tを割り込み大きく減少したことから、前年同月比では各項目が2桁増となったものの、前月との比較では硬質用を除きマイナスとなった。
5月の動きを国内製品別生産出荷実績で見ると、
2021年6月18日