プラ工連11月実績 原材料・製品生産の回復足踏み続く

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2021年2月12日

 日本プラスチック工業連盟がこのほど発表したプラスチック原材料・製品の生産・輸出入状況によると、確報となる10月のプラスチック原材料生産は、前年同月比6%減の83万1000tと8カ月連続で減少した。6月を底に回復基調にあり、9月からは減少幅は1桁台にまで改善しているものの、11月の速報値でも同6%減と、回復の足踏み状態が続く。

 11月の主要品目の生産を見ると、

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インドPVC輸入 10月は前年比27%マイナス

2021年2月1日

世界的な需給タイトが影響、日本は4万t台維持

 貿易統計によると、インドの10月の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年同月比26.5%減の14万2000tとなり、再びマイナスとなった。9月は大幅に輸入が増加していたが、10月は前月比で2万7000t減少している。

 コロナ禍の影響が残るものの、不需要期であるモンスーンが明けたことでインドのPVC需要は強い。ただ、欧米メーカーに相次いでトラブルが発生。フォースマジュールを宣言したことで世界的に需給バランスがタイト化となり、市場に玉が出回らなくなった影響が出ている。加えて、コンテナ不足が深刻化したため、インド向けの船便が減少していることも大きな要因だ。

 10月の輸入を国別で見ると、

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塩ビ樹脂 2020年の総出荷は4年連続で160万t超え

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2021年1月29日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、2020年(1-12月期)の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は前年比5.2%減の160万9000tと、4年連続で160万tを上回る高水準で推移した。コロナ禍で国内出荷が同8.6%減の94万2000tと伸び悩む中で、インドを中心に新興国需要をベースとした輸出が2年連続の60万t越えとなる、同微増の66万7000tと好調を継続した。

 国内出荷を用途別に見ると、硬質用が

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財務省 4Q国産ナフサ3万1300円/klと上昇

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2021年1月29日

原油・ナフサ騰勢を強め、1-3月期は大幅増に

 財務省が28日に発表した貿易統計によると、昨年4Q(10―12月期)の国産ナフサ価格は3万1300円/klと、3Q(7―9月期)の3万200円から一段高となり、2期連続で上昇した。4Qは10月3万1900円/kl、11月3万1600円/kl、12月3万600円/klで推移。欧米での新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、原油需要減少の観測から下落した油価に連動し、スポットナフサは一時350ドル/tを割り込み、また、為替が円高に振れたこともあり、国産ナフサ価格は下落基調が続いたが、結果的には前期比1100円高と小幅に上昇した。

 10月以降のC&Fジャパン・スポットナフサの月平均価格(弊紙算出基準による)を見ると、

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ポリスチレン 2020年国内出荷は6%減の60万7000t

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2021年1月27日

 日本スチレン工業会がこのほど発表した生産出荷実績によると、2020年(暦年)のポリスチレン(PS)の国内出荷は、前年比6%減の60万6800tと約3万6000t減少した。四半期ごとの推移を見ると、1Q(1-3月期)が前年同期比1%減、2Q(4-6月期)同20%減、3Q(7-9月期)同2%増、4Q(10-12月期)同3%減となっており、新型コロナに関わる緊急事態宣言が発令された2Qに、国内出荷が約3万4000t減少したことが最後まで響いている。

 国内出荷を用途別で見ると、

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ABS樹脂 2020年総出荷は14%減、内需が大幅減

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2021年1月26日

 日本ABS樹脂工業会がこのほど発表した出荷実績によると、2020年(1-12月期)の総出荷量は前年比14%減の29万5400tとなった。国内出荷は同16%減の19万7400t、輸出が同9%減の9万8000tとなったことにより、総出荷は30万tを割り込む結果となった。2Q(4-6月期)に新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けたことで、国内出荷、輸出ともに大きく落ち込んだことが響いた。

 国内出荷を用途別で見ると、

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石化協 MMAモノマーの2020年国内出荷12万2000t

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2021年1月22日

 石油化学工業協会が21日に発表した2020年(1-12月期)のMMA(メタクリル酸メチル)の需給実績によると、モノマーの国内出荷は前年並みの12万1800tとなった。ポリマーの国内出荷は、押出板・注型板向けが前年比18%増の3万600t、成形材料向けが13%減の5万2500tとなった。コロナ対策で

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汎用4樹脂 2020年の国内出荷はすべて前年を下回る

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2021年1月22日

 業界筋によると、2020年(1-12月期)の汎用4樹脂の国内出荷は、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)ともに前年の水準を下回った。それに対し輸出は4樹脂ともプラスだった。

 昨年の出荷合計(輸出含む)を品目別で見ると、

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石化協 2020年エチレン生産8%減、平均稼働率93%

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2021年1月22日

 石油化学工業協会が21日に発表した主要石化製品18品目生産実績によると、2020年(1-12月期)のエチレン生産は前年比7.7%減の592万3500tとなった。稼働プラントの年間平均稼働率は92.5%となり、フル操業の目安となる95%を下回っている。

 昨年は各社の定修が重なったことに加え、コロナ禍の影響で石化製品の需要が落ち込み、春先から夏場にかけて稼働が低下したことが背景にある。他の17品目の生産についても、 “石化協 2020年エチレン生産8%減、平均稼働率93%” の続きを読む

カセイソーダ 11月の内需は7%減、輸出は大幅増が継続

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2021年1月21日

 日本ソーダ工業会がこのほど発表したソーダ工業薬品需給実績によると、11月のカセイソーダの内需は前年同月比7.2%減の25万4000tとなり、一昨年5月以降、19カ月連続でマイナスとなった。

 用途別では、

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