可塑剤工業会がこのほど発表した需給実績によると、3月のフタル酸系可塑剤の国内出荷は、前年同月比34.7%増の2万600tとなり、4カ月連続のプラスとなった。可塑剤各社が打ち出した値上げ前の駆け込み需要に加え、輸入品の大幅な減少も重なり、国内メーカーへの引き合いが増える形となった。
フタル酸系可塑剤の輸入量を財務省貿易統計で見ると、1月は1308tだったのに対し、2月は273t、3月は251tと推移。前年との比較では、
2021年6月2日
2021年5月31日
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2021年5月28日
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業界筋によると、4月の汎用4樹脂の国内出荷は、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)とも前月に引き続き前年を上回る結果となった。前年は、第1回目の全国的な緊急事態宣言のもと、個人消費ならびに製造業、サービス業において急速な減速をきたした。それに対し今年は、生産活動が上昇基調で推移していることや、消費マインドも持ち直し傾向が続いている。LDPEではフィルム分野の復調が続くとともに、HDPEはパイプ分野、PPでは射出成形分野の出荷増加が目立った。PSは、ほぼ全用途で前年実績を上回っている。
4月の出荷合計を品目別に見ると、LDPEは
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2021年5月27日
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