日本ポリプロピレンフィルム工業会がこのほど発表した需給実績によると、3月のOPP(延伸ポリプロピレン)フィルムの国内出荷は、前年同月比0.9%減の2万600tと、5カ月連続でマイナスとなった。ただ、昨年10月以来5カ月ぶりに2万t台を回復しており、復調の兆しが見られている。
用途別では、
2021年5月19日
2021年5月17日
2021年5月12日
2021年5月6日
2021年4月26日
日本スチレン工業会は20日、定例会見を開催し、ポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の出荷実績について説明を行った。2021年1-3月期のPSの国内出荷は前年同期比9%増の16万7300tだった。
室園康博会長(PSジャパン社長)は、「四半期の国内出荷の合計が16万t台となったのは2019年10-12月期以来だ。コロナ禍による巣ごもり需要で、食品包装用途に加え、空気清浄機やエアコンといった家電の電機・工業用途も好調が続いている。また4月からの値上げを見据えた仮需も3月に発生した」と総括した。
1-3月期の国内出荷を用途別で見ると、
2021年4月22日
2021年4月21日
2021年4月21日
業界筋によると、3月の汎用4樹脂の国内出荷は、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)ともに前月に引き続き前年を上回る結果となった。前年は、新型コロナウイルスの感染拡大から、製造業の生産活動や飲食などのサービス産業に影響が出始めたことにより樹脂の出荷が弱含み始めた。それに対し今年は、すべての樹脂で回復している。
LDPEではフィルム分野や加工紙分野、HDPEでは中空成形分野など主力分野の出荷が増加した。また、PPでは、射出成形分野と共に押出成形分野の出荷が大きく増加。PSでは、包装分野を中心に各分野で出荷が増加した。
3月の出荷合計を品目別に見ると、LDPEは
2021年4月21日
2021年4月16日