業界筋によると、2月の汎用4樹脂の国内出荷は、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)とも前年を上回る結果となった。前年の出荷が弱含んでいたことも背景にある。
LDPEではフィルム分野での復調が見られ始めているほか、HDPEは中空成形分野、射出成形分野の出荷が増加した。PPは射出成形分野の出荷増がけん引している。PSは数量の多い包装分野を中心に全出荷分野が前年実績を上回った。
2月の出荷合計を品目別に見ると、
2021年3月19日
2021年3月19日
2021年3月18日
2021年3月18日
2021年3月18日
2021年3月17日
2021年3月15日
2021年3月12日
日本プラスチック板協会はこのほど、ポリカーボネート(PC)平板・波板、硬質塩化ビニル(PVC)平板・波板の1月需給実績を発表した。それによると、▽PC平板=生産1188t(前年同月比11%減)、内需1138t、輸出1t、出荷合計1139t(同13%減)、在庫5918t(前月比1%増)▽PC波板=生産523t(前年同月比47%減)、内需518t、輸出44t、出荷合計562t(同22%減)、在庫2595t(前月比2%減)▽硬質PVC平板=生産1128t(前年同月比37%増)、内需1195t(工業用627t、一般用468t、建材用0t)、輸出47t、出荷合計1142t(同22%増)、在庫1953t(前月比微減)▽硬質PVC波板=生産379t(前年同月比41%増)、内需343t、輸出0t、出荷合計343t(前年並み)、在庫1809t(前月比2%増)となった。
2021年3月11日
PXの需給悪化も背景、今年はベンゼンのみ回復
日本芳香族工業会はこのほど、2020年のBTX(ベンゼン・トルエン・キシレン)需要実績と2021年の需要見通しを発表した。2020年のBTXの実績は、内需が前年比23%減の701万2000t、輸出が同19%減の252万7000tとなり、需要合計は同22%減の953万9000tと、1000万tを割り込む結果となった。オンライン会見で、BTX委員会の秋山健一委員長(ENEOSアロマ部長)は、「昨年はコロナ禍の影響により、BTX各製品とも需要の成長が鈍化した。加えてキシレンは、
2021年3月10日