日本ポリプロピレンフィルム工業会がこのほど発表した需給実績によると、1月のOPP(延伸ポリプロピレン)フィルムの国内出荷は、前年同月比5.5%減の1万6100tとなり、3カ月連続でマイナス、また、2万t台を割り込む結果となった。
用途別では、食品用が
2021年3月8日
2021年3月5日
2021年3月4日
塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、1月の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は前年同月比6.2%減の12万4000tとなり、3カ月連続でマイナスとなった。前月比で見ても6.4%減と2カ月連続で減少し、マイナス幅が拡大している。国内出荷は微減で推移しているが、1月の輸出が12.2%減の4万6400tと前年同月比で2桁減となったことが総出荷量の減少につながった。
斉藤恭彦会長(信越化学工業社長)は先月の定例記者会見で「国内と海外で事業が異なるが、塩ビの需要は世界的に底堅く着実に伸びている」との見解を述べ、海外需要は引き続き堅調だとの見方を示した。
国内出荷は、前年同月比2.2%減の7万7600tとなり16カ月連続で前年実績を割り込んでいる。製品別では硬質用が同4.7%減、電線・その他が同2.4%減と力強さがなかったのに対し、軟質用は同3.6%増となっており改善の兆しが見えている。なお、1月の生産は同9.5%減の14万t、末在庫は前月比12.4%増の14万5300tだった。
一方、会見では、進藤秀夫専務理事がトピックスとして、
2021年3月4日
コロナ影響大、10月以降回復も120万t割れに
合成ゴム工業会がこのほど発表した生産・出荷・在庫実績によると、2020年の合成ゴムの出荷量は前年比14.5%減の118万8200tだった。
昨年は、2019年後半からの中国での自動車生産の減速に加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、出荷量は1~9月まで前年同月比を下回って推移。特に4月に緊急事態宣言が発出されたことで5月の出荷量は前年同月比54.9%まで落ち込んだ。その後、6月以降は徐々に持ち直し、自動車生産が本格的に回復した10~12月はプラスに転じている。しかし、それまでのマイナス分をカバーできず2020年の合成ゴムの出荷量は120万tを割り込む結果となった。
品目別に見ると、SBRは
2021年2月26日
2021年2月26日
2021年2月25日
2021年2月25日
業界筋によると、1月の汎用4樹脂の国内出荷は、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)は前年を上回り、高密度ポリエチレン(HDPE)は微減の結果となった。
PPでは射出成形分野や繊維分野など、PSは雑貨・産業用分野の出荷が増加した。PEでは、LDPEは前月に続きフィルム分野の出荷がほぼ前年並みとなったことでプラス。HDPEはフィルム分野の出荷減少が続いたが、出荷割合が大きい中空成形分野などの出荷増加もあり全体では微減となった。
1月の出荷合計を品目別に見ると、
2021年2月25日
2021年2月22日