合成ゴム 上期の出荷量は前年比大幅マイナスに

,

2020年9月14日

コロナ影響で需要業界が低迷、SBRは27%減

 合成ゴム工業会がこのほど発表した生産・出荷・在庫実績によると、上期(1-6月期)の合成ゴムの出荷量は前年同期比22.9%減の54万8200tだった。6月は前年同月比33.4%減の7万4900tとなっており、9カ月連続で前年割れが続いている。大幅に落ち込んだ5月からは持ち直しつつあるものの、合成ゴムは事業環境の悪化から抜け出せない状況だ。

 上期を品目別で見てみると、SBRは

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

フタル酸系可塑剤 7月の国内出荷は10カ月連続で減少

,

2020年9月11日

 可塑剤工業会がこのほど発表した需給実績によると、7月のフタル酸系可塑剤の国内出荷は、前年同月比12.1%減の1万5100tとなり、10カ月連続で減少した。

 品目別では、DOPは

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

OPPフィルム 7月の国内出荷は前年同月比8%減

, ,

2020年9月9日

 日本ポリプロピレンフィルム工業会がこのほど発表した需給実績によると、7月のOPP(延伸ポリプロピレン)フィルムの国内出荷は前年同月比8%減の1万8900tとなり、再びマイナスに転じた。

 用途別では、食品用が

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

日本プラ板協会 7月のPC生産・出荷は前月比マイナス

, ,

2020年9月8日

 日本プラスチック板協会はこのほど、ポリカーボネート(PC)平板・波板、硬質塩化ビニル平板・波板の7月需給実績を発表した。それによると、PCは平板・波板ともに生産・出荷が前月比で減少し、硬質塩化ビニルについても、波板の生産以外は減少した。

 ▽PC平板=生産1505t、内需1362t、輸出0t、出荷合計1362t、在庫5680t(前月比3%増)▽PC波板=生産966t、内需923t、輸出0t、出荷合計923t、在庫3041t(同1%増)▽硬質塩化ビニル平板=生産1269t、内需1281t(工業用652t、一般用629t、建材用0t)、輸出24t、出荷合計1305t、在庫2021t(同2%減)▽硬質塩化ビニル波板=生産635t、内需502t、輸出0t、出荷合計502t、在庫1961t(同7%増)となった。

プラ工連6月の実績 日用品・雑貨は17カ月ぶりに伸長

,

2020年9月3日

 日本プラスチック工業連盟がこのほど発表したプラスチック原材料・製品の生産・輸出入状況によると、確報となる5月のプラスチック原材料生産は、前年同月比12%減の72万3000tと3カ月連続で減少した。6月の速報では同20%減で推移しており、マイナス幅が拡大している。6月は、主要品目のポリエチレンやポリプロピレン、塩化ビニル樹脂が4カ月連続、ポリスチレン(AS樹脂、ABS樹脂含む)は7カ月連続でそれぞれ減少した。

 5月のプラスチック製品生産は、同13%減の40万5000tと10カ月連続で減少し、6月の速報でも同8%減と減少傾向が継続する。6月は主要品目のフィルム・シートが2カ月連続でマイナスとなったのをはじめ、自動車や電気製品向けの機械器具部品は5カ月連続、建設関連のパイプと建材はそれぞれ3カ月連続、9カ月連続で減少した。各品目が軒並みマイナスとなる中、日用品・雑貨は17カ月ぶりにプラスに転じた。コロナ禍の巣ごもり需要の拡大によるものと見られる。

 一方、6月のプラスチック原材料輸出は

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

フタル酸系可塑剤 2020年上期の国内出荷は10万t割れ

, ,

2020年9月2日

 可塑剤工業会がこのほど発表した需給実績によると、2020年上期(1-6月期)のフタル酸系可塑剤の国内出荷は、前年同期比16.5%減の8万5100tとなり、10万tを大きく割り込んだ。

 品目別に見ると、DOPは

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

財務省 7月の輸入ナフサ価格はCIF2万5000円/kl

,

2020年8月31日

 財務省が28日に発表した貿易統計によると、7月の輸入ナフサ価格は338.97ドル/t、CIF2万5000円/kl(為替レート:107.2円/米ドル)となった。なお、諸チャージ「2000円」を加算した国産試算価格は2万7000円/kl。

 7月の輸入ナフサ価格は、ドルベースで前月比90.58ドル高、円ベースでは6500円高と、いずれも5カ月ぶりに上昇。国産試算価格は32%高と大きく反発した。

 スポットナフサの月平均価格は、4月194ドル/t、5月267ドル/t、6月360ドル/t、7月393ドル/tと4月以降は上昇基調にあり、足元では415ドル/t前後で推移している。2Q(4-6月期)は2万5000円/klと大幅に下落した国産ナフサだが、3Q(7-9月期)は上昇に転じる見込み。

財務省輸入7月財務省輸出7月

財務省バランス7月

 

ポリスチレン 値下げ効果が大きく7月の国内出荷は1%増

,

2020年8月28日

 日本スチレン工業会がこのほど発表した需給実績によると、7月のポリスチレン(PS)の国内出荷は、前年同月比1%増の5万5600tと、4月以来3カ月ぶりに5万t台を回復した。その要因として、7月にPS価格が値下げされたことや、コロナ禍の影響が弱まり需要が増加したことが挙げられる。

 PSは原料価格や為替などを考慮し、四半期ごとに価格改定を行っている。4-6月期に原料ベンゼン価格が大きく下落したことから、7月からの大幅値下げが想定されていた。買い控えていたユーザーが調達に動いたと見られ、前月比では26%増と大幅プラスとなっている。また、行動制限が解除されたことで、食品包材や雑貨をはじめ、全ての用途で需要が回復傾向となっている。

 用途別で見ると、包装用が

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

塩ビ樹脂 7月の総出荷は6%減、輸出増も国内は20%減

,

2020年8月27日

 塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、7月の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量は前年同月比6.2%減の14万600tとなりマイナスに転じた。輸出は同17.0%増の6万5100tと、今年の最高値を2カ月連続で更新。主要輸出先であるインドでの段階的なロックダウン解除に伴い、経済活動が活発化する同国向けを中心に輸出が伸長したようだ。

 一方、国内出荷は同20.0%減の7万5500tと10カ月連続で前年実績を割り込んだ。依然コロナ禍の影響が大きく、5月以降は3カ月連続で前年水準の80%台で推移する。

 用途別では、硬質用

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

ABS樹脂 7月の総出荷は29%減、6月からは持ち直しに

,

2020年8月26日

 日本ABS樹脂工業会がこのほど発表した出荷実績によると、7月の総出荷量は前年同月比29%減の2万1300tとなった。国内出荷は同35%減の1万3800tとなり、輸出も同14%減の7500tとなった。ただ、前月比で見ると国内出荷18%増、輸出22%増と大きく改善しており、5月を底に持ち直し傾向にある。国内外ともに、コロナ禍の影響を受けていた自動車や家電の生産が回復してきたことを反映した。

 7月の国内出荷を用途別で見ると、車輌用が

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について