日本ABS樹脂工業会がこのほど発表した出荷実績によると、8月の総出荷量は前年同月比20%減の2万500tとなった。国内出荷は同24%減の1万3100t、輸出は同11%減の7400tとなり、どちらも5月を底にマイナス幅が減少し、改善傾向が続いている。前月比では、国内出荷5%減、輸出1%減と若干落ち込んだが、8月は連休などで、工場の稼働が低下したものと見られる。
8月の国内出荷を用途別で見ると、車輌用が
2020年9月16日
2020年9月15日
2020年9月14日
2020年9月14日
2020年9月11日
2020年9月9日
2020年9月8日
日本プラスチック板協会はこのほど、ポリカーボネート(PC)平板・波板、硬質塩化ビニル平板・波板の7月需給実績を発表した。それによると、PCは平板・波板ともに生産・出荷が前月比で減少し、硬質塩化ビニルについても、波板の生産以外は減少した。
▽PC平板=生産1505t、内需1362t、輸出0t、出荷合計1362t、在庫5680t(前月比3%増)▽PC波板=生産966t、内需923t、輸出0t、出荷合計923t、在庫3041t(同1%増)▽硬質塩化ビニル平板=生産1269t、内需1281t(工業用652t、一般用629t、建材用0t)、輸出24t、出荷合計1305t、在庫2021t(同2%減)▽硬質塩化ビニル波板=生産635t、内需502t、輸出0t、出荷合計502t、在庫1961t(同7%増)となった。
2020年9月3日
日本プラスチック工業連盟がこのほど発表したプラスチック原材料・製品の生産・輸出入状況によると、確報となる5月のプラスチック原材料生産は、前年同月比12%減の72万3000tと3カ月連続で減少した。6月の速報では同20%減で推移しており、マイナス幅が拡大している。6月は、主要品目のポリエチレンやポリプロピレン、塩化ビニル樹脂が4カ月連続、ポリスチレン(AS樹脂、ABS樹脂含む)は7カ月連続でそれぞれ減少した。
5月のプラスチック製品生産は、同13%減の40万5000tと10カ月連続で減少し、6月の速報でも同8%減と減少傾向が継続する。6月は主要品目のフィルム・シートが2カ月連続でマイナスとなったのをはじめ、自動車や電気製品向けの機械器具部品は5カ月連続、建設関連のパイプと建材はそれぞれ3カ月連続、9カ月連続で減少した。各品目が軒並みマイナスとなる中、日用品・雑貨は17カ月ぶりにプラスに転じた。コロナ禍の巣ごもり需要の拡大によるものと見られる。
一方、6月のプラスチック原材料輸出は
2020年9月2日
2020年8月31日
財務省が28日に発表した貿易統計によると、7月の輸入ナフサ価格は338.97ドル/t、CIF2万5000円/kl(為替レート:107.2円/米ドル)となった。なお、諸チャージ「2000円」を加算した国産試算価格は2万7000円/kl。
7月の輸入ナフサ価格は、ドルベースで前月比90.58ドル高、円ベースでは6500円高と、いずれも5カ月ぶりに上昇。国産試算価格は32%高と大きく反発した。
スポットナフサの月平均価格は、4月194ドル/t、5月267ドル/t、6月360ドル/t、7月393ドル/tと4月以降は上昇基調にあり、足元では415ドル/t前後で推移している。2Q(4-6月期)は2万5000円/klと大幅に下落した国産ナフサだが、3Q(7-9月期)は上昇に転じる見込み。