石油化学工業協会が21日に発表した主要石化製品18品目生産実績によると、4月のエチレン生産は前年同月比9.7%減の46万5000tだった。稼働プラントの平均稼働率は91.4%とフル稼働となる95%を2カ月連続で下回ったものの、前月(88.7%)の落ち込みからは改善した。定修規模の増加と稼働率要因からエチレンをはじめ各誘導品の生産も大幅な減産が続いていることが背景にある。
他の17品目についても、
2020年5月25日
2020年5月22日
2020年5月20日
2020年5月20日
2020年5月20日
2020年5月20日
日本プラスチック板協会はこのほど、ポリカーボネート(PC)平板・波板、硬質塩化ビニル平板・波板の3月需給実績を発表した。
それによると▽PC平板=生産1381t、内需1459t、輸出1t、出荷合計1460t、在庫5395t(前月比1.4%減)▽PC波板= “日本プラスチック板協会 3月のPC平板出荷は1460t” の続きを読む
2020年5月14日
2020年5月13日
2020年5月8日
2020年5月7日
コロナ要因でナフサ急落、2Qは大幅下落が濃厚
財務省が28日に発表した貿易統計によると、1Q(1-3月期)の国産ナフサ価格は4万4800円/klとなり、2四半期連続で上昇した。しかし、足元では新型コロナウイルス感染症の拡大による世界経済の減速が顕在化。スポットナフサ市況は200ドル/t前後での取引となっており、試算した国産ナフサ価格は2万円/klを割り込む展開となっている。
世界に蔓延する新型コロナの終息の兆しが見えない中、2Q(4-6月期)の国産ナフサ価格は2万7000~2万8000円/klと大幅な下落が予想され、リーマンショック後の2009年1Q以来となる3万円/kl割れとの見方も出ている。
こうした中、誘導品の需要が弱含んでいることを背景に、エチレンをはじめ各種石化製品も、市況下落によりスプレッドが悪化。化学メーカーにとっても石化事業の環境が厳しくなっており、もう一段の構造改革といった経営判断が迫られそうだ。
原油価格は昨年から大きくトレンドが変化している。昨年の9月初旬以降は、サウジ石油施設が攻撃されるなど、高まる中東情勢の緊張から原油の供給懸念が広がり上昇基調となった。それに連動する形でスポットナフサ市況も