旭化成 PE全製品を値上げ、用役費などコストが上昇

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2023年3月31日

 旭化成はこのほど、ポリエチレン(PE)全製品について、4月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品は、「サンテック‐LD」「サンテック‐HD」「サンテック‐EVA」および「クレオレックス」で、改定幅はいずれも「10円/kg以上」。

 原油、ナフサをはじめとする商品相場は、景気回復期待による上昇予想がある一方で、欧米での金融不安拡大による景気減速懸念が台頭し、先行き不透明な状況にある。しかし、電力をはじめとする用役の高止まりは確実視され、資材価格および人件費の高騰による影響で製造設備の維持、補修費用も大幅に増加している。

 こうした厳しい経済環境下において、同社は、あらゆるコストダウン、合理化に取り組んでいるものの、これらのコスト上昇分を自助努力で吸収することは極めて困難なことから、値上げせざるを得ないと判断した。

日本ポリエチレン PE全製品値上げ、採算是正を図る

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2023年3月23日

 日本ポリエチレンは22日、ポリエチレン(PE)全製品について、4月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、「ノバテックLD」「カーネル」が「20円/kg」、その他製品が「10円/kg」。

 昨今のエネルギー価格高騰によるユーティリティコストの上昇は、当初の想定をはるかに超える水準で推移し、また、物流費、副資材、外注加工費などの諸費用も大きく増加している。こうした中、同社は、徹底したコスト削減に努めているが、これらコストの上昇を自助努力のみで吸収することは困難であることから、今後の安定供給のため、採算是正として価格改定せざるを得ないと判断した。

日本ポリエチレン PE全製品を値上げ、ナフサ急騰に対応

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2022年3月16日

 日本ポリエチレンは15日、ポリエチレン(PE)全製品について、4月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「45円/kg以上」。

 コロナ禍からの経済正常化に向けて原油需要が高まる一方、OPECプラスの増産ペースは緩やかで、また緊迫した国際情勢などから、原油価格が高騰している。国産ナフサ価格についても、原油価格の上昇に加えタイトな需給状況や円安を背景に、9万円/klをうかがう水準まで上昇することが見込まれ、またユーティリティなどの諸費用も増加している。

 同社は、厳しい経済環境の下、徹底したコスト削減に努めているが、今回のコスト上昇を自助努力のみで吸収することは困難であることから、値上げせざるを得ないと判断した。

日本ポリエチレン PE製品を値上げ、ナフサ高に対応

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2022年2月16日

 日本ポリエチレンは15日、ポリエチレン(PE)全製品について、3月15日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「23円/kg以上」。

 コロナ禍からの経済正常化に向けて原油需要が高まる一方、OPECプラスの増産ペースは緩やかで、またウクライナ情勢の緊迫や北米寒波などの要因も重なり、原油価格は大きく上昇している。国産ナフサ価格についても、原油価格の上昇に加えタイトな需給状況や円安を背景に、7万円/klの水準まで上昇することが見込まれ、またユーティリティなどの諸費用も想定を大きく超えて高騰している。

 こうした中、同社は、徹底したコスト削減に努めているものの、今回のコストの上昇を自助努力のみで吸収することは困難であることから、値上げせざるを得ないと判断した。

日本ポリエチレン PE全製品を値上げ、コスト高に対応

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2021年10月25日

 日本ポリエチレンは21日、ポリエチレン(PE)全製品について、11月11日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「15円/kg以上」。同社は、今月21日納入分からの価格改定を実施しており、短期間での追加値上げとなっている。

 世界経済の再開で原油需要が高まる一方、OPECプラスの増産ペースは緩やかで、また米国のハリケーン被害影響の長期化や欧州の天然ガス高騰などの要因も重なり、原油価格は大きく上昇。国産ナフサ価格についても、原油価格の上昇に加えタイトな需給状況や円安を背景に、足元は6万4000円/klをうかがう水準となっている。

  こうした厳しい環境の下、同社は、徹底したコスト削減に努めているが、コスト上昇を自助努力のみで吸収することは困難であることから、値上げせざるを得ないと判断した。

日本ポリエチレン PE全製品を値上げ、コスト高に対応

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2021年10月1日

 日本ポリエチレンは30日、ポリエチレン(PE)全製品について、10月21日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「15円/kg以上」。

 世界経済はコロナ禍から回復しつつあり、原油需要の拡大観測が高まっている。一方、OPECプラスの増産ペースは緩やかで、また米国のハリケーン被害の影響も長引く中、原油価格は大きく上昇。国産ナフサ価格も、原油価格の上昇に加えタイトな需給状況を背景に5万7000円/kl超える水準まで上昇することが見込まれ、諸費用も増加している。

 こうした厳しい経済環境の下、同社は徹底したコスト削減に努めてきたが、コストの上昇を自助努力のみで吸収することは困難であることから、値上げせざるを得ないと判断した。

日本ポリエチレン PE全製品を値上げ、ナフサ高に対応

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2021年6月11日

 日本ポリエチレンは10日、ポリエチレン(PE)全製品を7月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「15円/kg以上」。

 同社は今年に入り、2月1日納入分から「15円/kg以上」、3月15日納入分から「15円/kg以上」の値上げを実施。しかし、世界経済はコロナ禍から回復しつつあり、原油需要の拡大観測が高まる一方、増産ペースは緩やかで、原油価格が大きく上昇している。国産ナフサ価格についても、原油価格の上昇に加えタイトな需給状況を背景に、5万1000円/klを超える水準まで上昇することが見込まれ、さらにユーティリティや副資材といった諸費用も増加している。

 こうした厳しい経済環境の下、同社は徹底したコスト削減に努めてきたが、コストの上昇を自助努力のみで吸収することは困難であり、値上げせざるを得ないと判断した。

旭化成 ポリエチレン全製品を15円/kg以上値上げ

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2021年1月21日

 旭化成は20日、ポリエチレン(PE)全製品を2月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品は、「サンテック‐LD」「サンテック‐HD」「サンテック‐EVA」「クレオレックス」で、改定幅は「15円/kg以上」となっている。

 原油・ナフサ価格の上昇により、1―3月期以降はさらなるコスト上昇が予想される。厳しい経営環境の下、同社はこれまで徹底したコストダウンに取り組んできたが、これらのコスト上昇分を吸収することは極めて困難であることから、値上げをせざるを得ないと判断した。

日本ポリエチレン PE全製品を15円/kg以上値上げ

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2021年1月19日

 日本ポリエチレンは18日、ポリエチレン(PE)全製品を来月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、「15円/kg以上」。

 原油価格は、サウジアラビアの追加減産や新型コロナウイルスワクチン接種の進展を背景とした世界経済回復への期待の高まりもあり、大きく上昇している。

 国産ナフサ価格についても、原油価格の上昇に加え需給タイトを背景に、足元は4万円/klに迫る水準まで上昇してきており、それに伴い諸費用も上昇している。

 こうした厳しい経済環境の中、同社は徹底したコスト削減に努めてきたが、今回の原料コストの上昇を自助努力のみで吸収することは困難であり、価格改定をせざるを得ないと判断した。