ユニチカ 医療現場向けガウン400万着を緊急供給へ

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2020年5月12日

 ユニチカの子会社であるユニチカトレーディングはこのほど、新型コロナウイルス感染拡大防止に関して医療現場で不足しているアイソレーションガウンを緊急生産するため、防護服メーカーのエイブル山内と連携し、国内と海外の縫製工場との生産体制を確立した。4月から生産をスタートさせており、9月末までに約400万着を関係省庁に供給する計画。

 新型コロナウイルスが広がる現状で、病院での院内感染を防ぐことが喫緊の課題になっている。同社は、医療崩壊を防ぐために、医療現場で不足しているアイソレーションガウン(ディスポーザブルタイプの簡易予防服で、メディカルガウンなどの手術衣とは異なり病院内の様々な場面で使用されるガウン)が少しでも早く医療従事者に届くよう、協力会社とともに取り組んでいる。

 ユニチカグループは国内で「エルベス」や「コットエース」などの差別化された不織布を製造しているが、エイブル山内との共同開発により、優れた感染防止素材を安定供給することが可能となった。

 同社は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府の策定する行動計画に基づき、素材提供だけでなく医療従事者への有効な対策を実行していく方針だ。

【化学企業 入社式訓示⑤】ユニチカ 上埜修司社長

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2020年4月8日

 ユニチカは130年の歴史を持ち、近代産業の誕生と発展の一役を担ってきた。企業理念に「暮らしと技術を結ぶことによって社会に貢献する」を掲げており、機能資材を核とした強靭な企業体に成長し、「顧客に選ばれ続ける企業」「未来の社会に貢献できる企業」となるよう、若い皆さんと共に取り組んでいきたい。

 今年度は新たな中期経営計画のスタートを切る重要な年になるが、新中計のポイントは3つある。1つ目は「事業強化」だ。当社の強みのある商材を核に、成長戦略を加速させていくとともに、不採算や低採算事業の見直しをスピーディに進めることで、収益基盤を固め持続的な成長を目指す。

 2つ目は「グローバル化」の推進だ。海外売上高比率を足元の20%から30%に引き上げることを目標にしている。今秋、インドネシアでナイロンフィルムの製造を開始することに加え、タイのスパンボンド大型機台の拡販を図る。

 3つ目は「環境に優しい商品・技術の拡大」だ。バイオマス、植物由来素材の展開を積極的に進めており、今年には環境配慮型食品包装フィルム開発を公表した。当社はこれからも3Rに貢献できる製品群を充実させ、新たな事業価値の創出を推進する。

 次に、皆さんに期待することを2つ伝える。まず「3ゲン主義」だ。「現場」で「現物」をしっかりと見て「現実」を把握した上で活動すること。壁にぶつかった時にも原点に戻って自身で確かめ考えるという姿勢が役に立つ。

 次に、ラグビーで言われる〝One for all,All for one〟の本当の意味の実践だ。最後の「one」には〝1つの目的〟という説がある。これは会社組織に置き換えても同じだ。多様な「人財」である社員一人ひとりが、組織の目的のために各自の役割を果たすことが重要である。皆さんが組織の中で成長し、重要なキープレーヤーとして活躍してほしい。

 最後に、今後は皆さんの若さと活力でユニチカグループの新しい歴史の糸を紡いでいただくことを期待している。

 

ユニチカ 組織改正(4月1日)

2020年3月13日

[ユニチカ/組織改正](4月1日)▽機能資材事業本部を新設する▽機能資材事業本部は、現行の機能材事業本部のACF事業部、ガラス繊維事業部、ガラスビーズ事業部、高分子事業本部の不織布事業部、及び繊維事業本部の産業繊維事業部(化成品部を除く)の五事業部で構成する▽産業繊維事業部の化成品部は、ユニチカトレーディング株式会社(同社100%子会社。以下「UTC」)に移管する▽特需部を事業本部に属さない独立の組織とする▽上記改定を踏まえ、繊維事業本部は廃止する。

ユニチカ 人事(4月1日)

2020年3月11日

[ユニチカ・人事](4月1日)▽技術開発本部中央研究所長三宅宗博▽高分子事業本部フィルム事業部フィルム海外統括部長吉川智久▽機能資材事業本部ACF事業部ACF生産開発部長兼同グループ長河内昭典。

ユニチカ 役員人事(4月1日)

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2020年3月11日

[ユニチカ・役員人事](4月1日)▽常務執行役員特需部担当兼ユニチカトレーディング社長細田雅弘▽同役員技術開発本部長兼技術開発企画室長北野正和▽同役員経営企画本部長久内克秀▽同役員機能資材事業本部長竹歳寛和▽上席執行役員機能資材事業副本部長兼不織布事業部長吉村哲也▽同役員樹脂事業部長松田常俊▽執行役員ガラス繊維事業部長兼ユニチカグラスファイバー社長藤井実▽同役員経営企画部長杉澤滋▽同役員高分子企画管理部長森田誠宏。

ユニチカ 環境配慮型食品包装用ナイロンフィルムを開発

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2020年2月18日

 ユニチカはこのほど、ケミカルリサイクルによる再生資源を有効活用した、食品包装用ナイロンフィルム「エンブレムCE」の開発に成功したと発表した。同社グループで推進する「for the EARTH」活動の一環。すでに、宇治事業所内の既存生産設備で生産方法を確立しており、顧客へのマーケティング活動を開始した。

 「エンブレムCE」は同社の重合設備でケミカルリサイクルし、再生したナイロン樹脂を使用したフィルム。ケミカルリサイクルは、製品として利用できない、ものや使用済みのプラスチックフィルム、成形品を化学的に分解することでプラスチック原料に戻し、異物を取り除いた後、再重合により再度製品として使用する方法だ。

 環境問題への意識の高まりの中、循環型社会による持続可能な成長社会を目指す「Circular Economy:CE」(循環経済)の考えに基づいて、植物由来の原料を用いたフィルムや、市場から回収されたプラスチックをリサイクルしたプラスチックフィルムが環境配慮型フィルムとして使用され始めている。

 しかしながら、これらの環境配慮型フィルムは、使用する材質によっては従来の石油由来フィルムと比較して機械物性の低下や衛生面の観点から、食品包装用途に推奨できないことなどの問題があった。

 「エンブレムCE」は、ケミカルリサイクルナイロンとフィルムの製造工程内で発生した、端材などを利用したマテリアルリサイクルを併用することで、機械物性や印刷適性などを損ねることなく、再生材料の利用比率を50%以上にすることができる。さらに、リサイクルする原料を厳密に管理することにより、食品包装用途への使用を可能にした。

 今年4月から実機での生産を開始し、2022年度以降、500t/年の販売を目指す。また、現在は同社グループの製造工程内で発生したフィルムと樹脂を再生材料の原料としているが、今後はフィルムの販売先である印刷・加工メーカーとの取り組みにより、再生材料の回収をも検討している。

 同社は環境配慮型の素材開発による事業展開を推進しており、今後も食品包装用途へのケミカルリサイクルによる環境配慮型フィルムのラインアップを拡充し、ビジネス拡大を目指す。

ユニチカ 人事(2020年1月1日)

2019年12月27日

[ユニチカ・人事](2020年1月1日)▽出向日本エステル社長兼出向ユニチカ設備技術社長兼経営企画本部経営企画部マネージャー小野塚仁(2020年2月1日)▽高分子事業本部フィルム事業部包装フィルム営業部部長付中谷賢吾(2020年3月1日)▽出向ユニチカ(上海)貿易有限公司総経理兼グローバル推進事業部グローバル企画管理部上海事務所長中谷賢吾▽同事業部貿易部長中田真司▽同事業部グローバル企画管理部長白濵穣。