日本製紙はこのほど、グリーン アース インスティテュート(GEI、東京都新宿区)と住友商事とともに、「SAF(持続可能な航空燃料)の導入促進に向けた官民協議会」の「SAF流通ワーキンググループ」の「SAF認証タスクグループ」において、純国産バイオエタノールの「CORSIA(国際民間航空のためのカーボン・オフセットおよび削減スキーム)適格燃料」(CEF)としての登録・認証を目指す「パイロット事業者」に選定された。
同社は、
2023年9月6日
2023年7月5日
2023年5月22日
2023年5月8日
2023年2月20日
2022年12月15日
2022年9月9日
2022年1月20日
2021年10月6日
日本製紙はこのほど、富士工場(静岡県富士市)内のセルロースナノファイバー(CNF)強化樹脂の実証生産設備を拡張したと発表した。
混練を中心とする実証設備の拡張で、CNF強化樹脂マスターバッチ(CNF含有率30~50%)の製造能力は年間50t以上になった。また新たにCNF強化樹脂の設計・開発、製造についてISO9001の認証を取得したことで、マスターバッチの品質マネジメントを徹底させる。
CNF強化樹脂「セレンピア プラス」は、ポリプロピレン(PP)やナイロン6(PA6)などの樹脂へCNFを混練・分散した高強度の新素材で、自動車、建材、家電などでの利用が期待されている。部材の軽量化に加え、マテリアルリサイクル性に優れるため、プラスチック使用量の削減とCO2などの温暖化ガス排出削減にもつながる。
同社は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業プロジェクト「炭素循環社会に貢献するセルロースナノファイバー関連技術開発/革新的CNF製造プロセス技術開発/CNF強化樹脂の低コスト製造プロセス技術の開発」に宇部興産と共に参画しており、今回はその助成金を活用した。
今後は安定して大量生産する製造技術の確立を目指すとともに、CNF強化PA6については10月、CNF強化PPは来年4月よりサンプル提供を拡大し、自動車用部品を始めとする幅広い産業への用途開発を加速させていく。
なお同社は、すでにTEMPO酸化CNF(宮城県・石巻工場)を産業用途全般向けに、カルボキシメチル化CNF(島根県・江津工場)を食品、化粧品用途向けに営業生産・販売しており、CNF強化樹脂の大量製造技術と本格的供給体制を早期に確立することで、「木とともに未来を拓く総合バイオマス企業」として、CNFの市場創出の強化と、減プラスチック社会の構築や地球温暖化対策(温暖化ガス排出削減)に貢献していく考えだ。
2021年7月14日
日本製紙はこのほど、グループの総合力を挙げたバイオマスマテリアル&パッケージング展「ビオコレ」(御茶ノ水ソラシティ:7月28~30日)を開催すると発表した。
持続可能資源である木材由来のバイオマスマテリアルは、気候変動やプラスチックごみ問題など、地球規模で影響を及ぼす社会課題の解決に寄与する優れた素材。同社は、循環型社会構築への寄与と事業成長の両立を目指す「総合バイオマス企業」として、セルロースナノファイバーをはじめとするバイオマスマテリアルの開発と市場開拓に積極的に取り組んでいる。既存の事業領域を超えて、新たに育成していく事業の成長を加速させるため、バイオマスマテリアル事業推進本部を今年6月に設立した。
今回の展示会では、バイオマスマテリアルと、紙化ソリューションの役割を担うパッケージを中心に、同社グループ製品だけでなく特種東海製紙グループをゲストとして招き、幅広く展示する。なお、来場には招待状が必要となる。