【化学企業 入社式訓示⑤】トクヤマ 横田浩社長

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2024年4月8日

 皆さん入社おめでとう。化学は日本のGDPの10%を占める中核産業であるとともに、世界に誇れる先端材料の開発に大きく貢献しており、私たちもその一翼を担っている。トクヤマグループは「化学を礎に、環境と調和した幸せな未来を顧客と共に創造する」ことを存在意義とするが、私たちはこの存在意義を全うすることで、社会から必要とされる存在であり続けなくてはならない。

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トクヤマの上期 販売数量減少で減収も価格修正で増益に

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2023年10月30日

 トクヤマは27日、2024年3月期第2四半期(4―9月期)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.2%減の1661億円、営業利益3.4%増の86億円、経常利益18%減の90億円、純利益5%減の62億円となった。

 オンライン決算会見で横田浩社長は、 “トクヤマの上期 販売数量減少で減収も価格修正で増益に” の続きを読む

トクヤマ 中計進捗順調、ポートフォリオ転換加速

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2023年6月5日

マレーシアで半導体シリコン製造、再挑戦を検討

 トクヤマは2日、「中期経営計画2025」(2021~2025年)の進捗について、経営説明会を開催した。

横田浩社長

 経営環境について横田浩社長は

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トクヤマの3月期 原燃料価格上昇と市況悪化で増収減益

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2023年5月8日

 トクヤマは28日、2023年3月期の連結業績を発表した。売上高は前年比20%増の3518億円、営業利益42%減の143億円、経常利益43%減の148億円、純利益67%減の94億円の増収減益となった。

 オンラインの決算会見で横田浩社長は、

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【化学企業 入社式訓示④】トクヤマ 横田浩社長

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2022年4月7日

 コロナ禍の中、思いを成し遂げられず悔しい思いをした方も多いと思うが、満ち足りた環境より逆境の中でこそ人間の力が養われると考える。そのような中で鍛えられた皆さんに大いに期待している。

 今、「VUCA(予測不能な時代)」の真っただ中で、

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《化学企業トップ年頭所感》トクヤマ 横田浩社長

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2022年1月11日

 新型コロナウイルスの終息が見通せない一方で、世界の価値観の変化や政治・経済の対立は激しさを増した。新秩序をめぐる攻防は、地球温暖化防止、人権問題に始まり資源価格高騰へとつながり、当社を取り巻く環境は一層厳しさを増した。徳山製造所の石炭火力発電による競争優位というビジネスモデルは、もはや通用しない。

 こうした中、2021年度を初年度とする中計では3つの柱「事業ポートフォリオの転換」「地球温暖化防止への貢献」「CSR経営の推進」を掲げた。エネルギー多消費型から価値創造型へ転換することが、中計の達成ひいては会社の持続的成長につながる。特に「電子・健康・環境」の成長事業の拡大がキーで、積極的に研究開発や設備投資を実施している。

 電子分野では窒化ケイ素の量産化や電子工業用高純度薬品の海外合弁事業による生産体制の構築、韓国での現像液の設備増設を進め、健康分野では鹿島工場の歯科用充填材の新棟が完成した。研究開発では産総研や大学などとの共同開発を推進し、成長事業のスピードアップとパイプライン強化に努めた。

 今後も価値創造型企業への転換に向け、キャッシュカウの役割が期待される化成品・セメント事業の収益力を強化し、タイミングよく成長事業に投資し事業拡大できるよう、戦略的マネジメントを行っていく。

 今年は、①低炭素化と競争力確保の観点での徳山製造所の低炭素化実施計画の見直し、②事業ポートフォリオ転換に向けた研究開発・マーケティングの強化、③安全強化対策室の立ち上げと協力会と一体となった保安強化体制の構築、を加速する。世界情勢・事業環境が激変する中、当社は100年にわたって磨き続けてきたビジネスモデルからの脱却と、価値創造型企業への転換なくして生き残れない。成長事業拡大、ニュービジネス創出、脱日本、がキーワードだ。現状に留まることは最大のリスクだ。これからが大きな正念場であることを認識し、全員が一丸となってこの厳しい局面をどう乗り越えていくのか、本気で考え行動する年にしよう。

 皆さん一人ひとりの勇気ある一歩がトクヤマを変えていく。

トクヤマの4-9月期 原燃料価格などコスト増で減益

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2021年10月29日

 トクヤマは28日、2022年3月期第2四半期(4-9月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比7%減の1327億円、営業利益10%減の117億円、経常利益4%減の120億円、純利益7%減の93億円となった。

 オンラインによる決算会見において横田浩社長は「半導体関連やヘルスケア関連の堅調な

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トクヤマの3月期 塩ビ海外市況好転で減収減益幅が縮小

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2021年5月6日

 トクヤマは28日、2021年3月期の決算発表をオンラインで開催した。売上高は前年比4%減の3024億円、営業利益10%減の309億円、経常利益6%減の308億円、純利益23%増の245億円となった。横田浩社長は「第4四半期に塩ビの海外市況が高騰したことで、通期予想を上回る仕上がりとなった」と総括した。

 セグメント別で見ると、

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【化学企業 入社式訓示④】トクヤマ 横田浩社長

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2021年4月7日

 社会人のスタートを切るにあたり、今胸に抱いている志をもち続け、前向きに充実した会社生活を過ごしていただきたい。当

 社が100年以上にわたって構築してきた、徳山の恵まれた港湾環境を生かした石炭火力自家発電による競争優位のビジネスモデルは、脱炭素の潮流により転換が迫られている。今日から始まる新しい中期経営計画では、「事業ポートフォリオの転換」「地球温暖化防止への貢献」「CSR経営の推進」の3つの柱を掲げた大変革を打ち出した。

 2030年までに発電所のCO2排出を50%削減し、「電子・健康・環境」をドライビングフォースとする成長事業の売上高比率を現在の2倍の60%以上に高めるというゴールを設定した。それに合わせ、会社の存在意義を「化学を礎に、環境と調和した幸せな未来を顧客とともに創造する」に改めた。

 化学産業は世の中を変える可能性にあふれており、我々に課せられたミッションは環境と調和した幸せな未来を創造することだ。その実現に向け、ありたい姿を「マーケティングと研究開発から始める価値創造型企業」「独自の強みを磨き、生かし、新領域に挑み続ける企業」「社員と家族が健康で自分の仕事と会社に誇りをもてる企業」「世界中の地域・社会の人々との繋がりを大切にする企業」と、皆が心の底から共感できるように再定義した。

 トクヤマグループは今後成長する世界市場を相手に挑んでいく。そして会社の一番の宝は人材だ。より良い会社にできるどうかは社員一人ひとりの力量にかかっている。志を高くもちそれを実現すべく、日々勉強に励んでほしい。語学やICTスキル、仕事に必要な専門知識の習得はもちろん、様々な分野の人と関わり、仕事での実践を積み重ねながら人間力を磨き、世界で通用する人材を目指すことだ。

 「天は自ら助くる者を助く」とあるように、会社は目標に向かって自ら行動し努力する人を求めている。人生の限りある時間をいかに有意義に使うか、後悔のないよう日々目的をもって行動してほしい。

 最後に創業者岩井勝次郎の言葉「常に事業は艱難になり安逸に破る」を伝えるとともに、皆さんが元気で明るく、はつらつとした毎日を送られることを祈念する。