三菱ケミカル コークス事業を構造改革 コークス炉を縮小

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2020年10月27日

 三菱ケミカルは26日、鉄鋼業界の構造変化に伴い、香川事業所(香川県坂出市)の高炉向けコークス事業について、最適な生産および販売体制に向けて構造改革を実施すると発表した。競争力優位な生産体制への集約を図るため、コークス炉323門を250門に縮小し、最適な運転体制に移行する。

 一方、輸出販売を強化するため、現行1ラインの輸出出荷設備を2ラインへと増強、2022年3月末に稼働させる予定だ。同社のコークスは、その品質の均一性・安定性の高さから、「SAKAIDE COKE」として海外の顧客からも評価が高い。

 同社は今後とも、高品質なコークスの安定供給に努めるとともに、今回の構造改革により、事業のグローバル展開を推進することで競争力を強化していく考えだ。