アジア各国向けも高水準に、中国は2桁増を継続
貿易統計によると、米国の10月のポリエチレン(PE)輸出は、前年同月比38.8%増の90万5000tとなった。米国でシェール由来のクラッカーやPE設備の立ち上げが本格化してくる中、月を追うごとにPE輸出量が拡大している状況だ。
昨年の10月以降は60万t台で推移していたが、今年に入り3月以降は70万t台を記録。8月、9月は80万t超となり、10月は90万t台に伸長した。1-10月の累計では
2020年1月20日
2018年10月15日
貿易統計によると、米国の7月のポリエチレン(PE)輸出は約55万5000tとなった。昨年同月は35万5000t程度だったことから、前年同月比で56%増と大幅に増加した。
その背景として、シェール由来のエタンクラッカーが昨年後半から立ち上がり始め、誘導品であるPEの生産量が増加し、需要が旺盛な地域に向けて輸出が活発化してきたことが挙げられる。
1-7月期で見ても、前年同期比31%増の345万4000tとなっており、このペースを維持すれば今年年は600万t前後(昨年は442万1000t)の輸出量になる見込みだ。
7月の主な輸出先は、