2024年は輸出拡大やインバウンド、官民投資が成長けん引
タイの2023年のGDPは1.9%と、前年の2.5%から鈍化したが、今年の成長率は2.2~3.2%が予想されている。世界経済の回復に伴う輸出拡大、中国人観光客を中心としたインバウンド消費による観光分野の継続的な回復、民間投資と公共投資の拡大がけん引するとみる。
2023年の主要5製品の動きを追うと、
2024年6月14日
2023年6月9日
2023年5月9日
2023年4月20日
2023年2月10日
2022年10月26日
帝人フロンティアは25日、タイでポリエステル繊維の製造・販売を展開するグループ会社のテイジン・ポリエステル(タイランド)社(TPL社)内に、自動制御が可能で高効率な最新鋭の、機能性ポリエステル長繊維の製造設備を導入し、今月から生産を開始したと発表した。生産能力は年産1500t(2023年度予定)。設備導入には約10億円を投じた。
今回導入した製造設備は、 “帝人フロンティア タイで機能性ポリエステル長繊維の製造設備導入” の続きを読む
2022年10月19日
2022年10月5日
2022年7月11日
2021年9月7日
日本ゼオンはこのほど、グループ企業であるゼオン・ケミカルズ・アジア(ZCA)が、タイのラヨーン県の拠点でアクリルゴム(ACM)の商業生産を8月から開始したと発表した。
ACMは、耐熱性・耐油性に優れた特殊ゴムの1つ。その特性を生かし、内燃機関搭載車にシールやガスケット、ホースなどの素材として使用されており、アジア地域を中心に今後も需要の増加が見込まれている。
ゼオングループではこれまで、日本(川崎、倉敷)、米国の3拠点でACMの生産を行ってきたが、今回のZCAでの商業生産開始により、グループ全体でACMの生産量が年産2万2000tに拡大。世界4拠点からグローバルに供給する体制が強化された。
日本ゼオンは、中期経営計画の全社戦略の1つに「既存事業を磨き上げる」ことを掲げ、合成ゴムを含むエラストマー素材事業では、差別化製品の強化や生産ラインの効率化を目指している。今後、ACMの需要増を着実に取り込むことで、合成ゴム事業のさらなる発展を目指していく。