【アジア石化特集】カントリーレポート タイ

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2024年6月14日

2024年は輸出拡大やインバウンド、官民投資が成長けん引

 タイの2023年のGDPは1.9%と、前年の2.5%から鈍化したが、今年の成長率は2.2~3.2%が予想されている。世界経済の回復に伴う輸出拡大、中国人観光客を中心としたインバウンド消費による観光分野の継続的な回復、民間投資と公共投資の拡大がけん引するとみる。

 2023年の主要5製品の動きを追うと、

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【アジア石化特集・カントリーレポート】タイ

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2023年6月9日

PTA生産・内需は伸長、BCG政策に向け産官学で連携

 タイの2022年の実質GDP成長率は、昨年の1.6%増に対し、2.6%増とプラス幅が拡大した。主に観光産業、個人消費や投資といった内需の力強い回復に支えられた。引き続き、中国人観光客の戻りに伴う観光産業の活発化や、

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三菱ガス化学 BT積層材料、タイで生産能力を増強

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2023年5月9日

 三菱ガス化学は8日、半導体パッケージ用BT積層材料について、タイで生産能力を増強することを決定したと発表した。2024年4月に着工し、2025年10月の営業運転開始を予定している。

 同社グループのBT積層材料事業は、

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クラレ タイのイソプレン関連プラント、開所式を開催

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2023年4月20日

 クラレはこのほど、約400億円を投資してタイに建設したイソプレン関連事業の新プラントが稼働したことを記念し、現地でオープニングセレモニーを開催した。

タイの新プラント オープニングセレモニー

 新プラントは、

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帝人フロンティア タイで機能性ポリエステル長繊維の製造設備導入

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2022年10月26日

 帝人フロンティアは25日、タイでポリエステル繊維の製造・販売を展開するグループ会社のテイジン・ポリエステル(タイランド)社(TPL社)内に、自動制御が可能で高効率な最新鋭の、機能性ポリエステル長繊維の製造設備を導入し、今月から生産を開始したと発表した。生産能力は年産1500t(2023年度予定)。設備導入には約10億円を投じた。

「テイジン・ポリエステル(タイランド)」の外観

 今回導入した製造設備は、 “帝人フロンティア タイで機能性ポリエステル長繊維の製造設備導入” の続きを読む

AGC 建築用ガラスのEPD、アジア2ヵ国で取得

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2022年10月19日

 AGCはこのほど、タイとインドネシアのグループ会社2社が製造する建築用フロートガラスについて、環境製品宣言(EPD)を取得したと発表した。同社グループのアジア地域で製造・販売する建築用ガラス製品のEPD取得は、今回が初となる。

 EPDは、

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帝人フロンティア タイの製造拠点、エネ転換でCO2排出量削減

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2022年10月5日

 帝人フロンティアはこのほど、タイのポリエステル繊維製造拠点におけるCO2排出量の削減に向け、太陽光発電システムと天然ガスボイラーを導入したと発表した。

 タイのグループ会社であるTPLには

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日本ゼオン タイでアクリルゴムの商業生産が本格スタート

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2021年9月7日

 日本ゼオンはこのほど、グループ企業であるゼオン・ケミカルズ・アジア(ZCA)が、タイのラヨーン県の拠点でアクリルゴム(ACM)の商業生産を8月から開始したと発表した。

アクリルゴムの生産を開始したタイのZCA社

 ACMは、耐熱性・耐油性に優れた特殊ゴムの1つ。その特性を生かし、内燃機関搭載車にシールやガスケット、ホースなどの素材として使用されており、アジア地域を中心に今後も需要の増加が見込まれている。

 ゼオングループではこれまで、日本(川崎、倉敷)、米国の3拠点でACMの生産を行ってきたが、今回のZCAでの商業生産開始により、グループ全体でACMの生産量が年産2万2000tに拡大。世界4拠点からグローバルに供給する体制が強化された。

 日本ゼオンは、中期経営計画の全社戦略の1つに「既存事業を磨き上げる」ことを掲げ、合成ゴムを含むエラストマー素材事業では、差別化製品の強化や生産ラインの効率化を目指している。今後、ACMの需要増を着実に取り込むことで、合成ゴム事業のさらなる発展を目指していく。