東レは8日、ポリエステルフィルム「ルミラー」およびフィルム加工品「セラピール」「メタルミー」について、9月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「現行価格より15%」。
ポリエステルフィルム市場では、昨今の原油価格の高騰に伴い、主原料価格の高騰に加えて、エネルギーコスト、国内外の物流費、荷資材コストの上昇が続いている。同社は、生産合理化など徹底したコスト削減に努めてきたが、これらのコスト上昇は自助努力で吸収できる水準を超えていることから、健全な事業活動を継続し、フィルム製品の安定供給と新製品開発、顧客へのサービスをさらに向上するため、今回の値上げを決定した。