ジェイ・プラス 来月からフタル酸系可塑剤などを値上げ

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2021年10月21日

 ジェイ・プラスは20日、フタル酸系可塑剤などについて、11月1日以降納入分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、フタル酸系可塑剤(DOP、DINP、その他フタレート)が「47円kg以上」、テレフタル酸系可塑剤(DOTP)が「51円/kg以上」。

 原油・ナフサ価格が騰勢を強める中、今年第4四半期(10-12月期)の国産ナフサ基準価格は、6万1000円/klを超える水準が見込まれている。加えて。主原料のオキソアルコールは引き続き受給のタイト基調が継続しており、国際市況の大幅な上昇による内外価格差拡大を背景とした価格改定も発表されている。こうした状況下、今後も原料を確保し現状の供給を維持していくためには、価格改定を実施せざるを得ないと判断した。