ジェイ・プラスは23日、フタル酸系可塑剤を来年1月16日納入分から16円/kg以上値上げすると発表した。対象製品は、DOP、DINP、その他フタレート。
原油・ナフサ価格が騰勢を強め、来年第1四半期の国産基準ナフサ価格は4万6000円/kl程度までの上昇が見込まれている。加えて、可塑剤の主原料の1つである無水フタル酸の価格や、物流費も上昇しており同社の収益を大きく圧迫している。
こうした状況下、コスト増加分を自助努力で吸収することが困難であることから、今後も安定供給を継続していくために価格改定を実施せざるを得ないと判断した。