DSM ヘルス事業で新たなブランディング戦略を展開

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2021年2月22日

 DSMはこのほど、ヒューマンニュートリション&ヘルス市場をターゲットに新しいブランディング戦略を展開すると発表した。コンセプトは、バリューチェーン全体を見渡した「end‐to‐end」のパートナーとして、グローバルに深刻化する栄養問題の解決や、人々の健康的な生活の実現に貢献するという、同市場で同社が注力してきた戦略の方向性を現すもの。

 同社はこれまで、主に原料およびサービスをBtoBの顧客に提供してきたが、今後は、直接エンドユーザーの嗜好を見据えたビジネスの展開を目指し、バリューチェーン全体をカバーするマーケティング活動を行っていく。また、この戦略を持続的に進めるために、協業するパートナーも増やしていく考えだ。

 今回の新しいブランディング戦略では、高品質の製品、カスタマイズ・ソリューション、専門的なサービス、という3つの柱を中心に、同事業の幅広いポートフォリオをさらに拡大する。これにより、顧客にとって、同社が目的を明確に事業推進する信頼できるパートナーであることを明確にし、また、乳幼児向け栄養、食品・飲料、栄養改善、栄養補助食品、医薬品、医療用栄養製品の各セグメントにおけるマーケットリーダーとして顧客に貢献していく。

 同社は同市場に関する専門知識を「目的を明確にした製品」のキャンペーンで活用。ブランディング広告としては、業界紙、デジタル広告、ソーシャルメディアなど複数の媒体で展開を予定しており、幅広いサービスを展開する同社が顧客との協業により実現できるイノベーションについても訴求していく。