JEPLAN 再生材でオリジナルボトル、循環を可視化

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2023年8月1日

 ケミカルリサイクル技術のスタートアップ、JEPLAN(旧・日本環境設計)はこのほど、グループ会社ペットリファインテクノロジー、ボトルtoボトルのリサイクルに取り組む神奈川県藤沢市と協働し、再生PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂を利用した地域オリジナルボトルを制作した。290㎖入りボトルの北海道七飯町産のミネラルウォーター。JEPLANグループがペットボトルリサイクルを協力して取り組む地方自治体で、地域オリジナルボトルを制作するのは、本社を置く神奈川県内では初の取り組み。

オリジナル再生ペットボトルで資源循環を見える化

 同オリジナルボトルは、

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花王 化粧品にケミカルリサイクルPETボトルを採用

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2021年6月22日

 花王はこのほど、日本環境設計のグループ会社ペットリファインテクノロジーが製造するケミカルリサイクル(CR)PET(ポリエチレンテレフタレート)素材を化粧品のボトル容器に採用したと発表した。プラスチック循環社会の実現を目指す取り組みの一環で、今月から、化粧品ブランド「トワニー」のボトルを皮切りに順次導入する。

 環境負荷低減への社会的な気運は高まり、化粧品業界でも環境に配慮した商品を選択する人が増えるなど、消費者の購買意識に変化が見られる。一方、再生プラスチックを包装容器として採用するには、品質の担保と安定供給が必要となる。

 今回採用するCRPETは、日本環境設計のCR技術「BRING Technology」により開発。これまで難しいとされてきた着色や加飾があり、また中身が付着した化粧品容器でもバージンPETと同等品質のPET素材に再生でき、内閣府食品安全委員会に食品容器としても承認されている。幅広い使用済みPET素材がリサイクルできることから、再生材の安定的な供給も期待できる。

 花王はこれまでもプラスチックごみ問題に対し、プラスチック包装容器の薄肉化、つめかえ・つけかえの促進と大容量化、内容物の濃縮化、本品容器へのフィルム素材の活用などによって貢献してきた。2018年にはプラスチック包装容器に関する姿勢を「私たちのプラスチック包装容器宣言」として公表し、2019年にはプラスチック循環社会の実現に向けて「リデュースイノベーション」「リサイクルイノベーション」に注力していくことを発表している。

 今後、化粧品PETボトル容器の水平リサイクルを実現するために、CRPET素材を使用したボトル容器の採用を順次拡大し、使用済み容器の回収・再利用についても検討を進め、プラスチック循環社会の実現を目指していく考えだ。