日本スチレン工業会がこのほど発表した生産出荷実績によると、7月のポリスチレン(PS)の国内出荷は、前年同月比6%減の5万2100tと7カ月ぶりにマイナスとなった。
国内出荷を用途別で見ると、
2021年9月8日
2021年9月6日
2021年7月26日
2021年7月21日
2021年6月25日
2021年6月3日
2021年5月10日
家電向けなど好調、ベンゼン高で収益悪化が懸念
ポリスチレン(PS)は、新型コロナウイルスで落ち込んだ需要が、昨年下期以降から回復基調を強めている。巣ごもり需要が拡大したことで、スーパーなどの食品包材が堅調に推移していることに加え、販売が好調なエアコンや冷蔵庫といった電機・工業用途も大きく伸長しており、3月の内需は6万5100tと2019年4月以来となる6万t台に回復している状況だ。
しかし、PS各社にとって原料価格が上昇したことによる収益悪化が懸念材料。コロナ影響で落ち込んだベンゼンやナフサ価格は、昨年4-6月期を底に回復し年後半には騰勢を強めた。特にベンゼンACPは昨年11月まで400ドル台で推移していたが、
2021年4月26日
日本スチレン工業会は20日、定例会見を開催し、ポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の出荷実績について説明を行った。2021年1-3月期のPSの国内出荷は前年同期比9%増の16万7300tだった。
室園康博会長(PSジャパン社長)は、「四半期の国内出荷の合計が16万t台となったのは2019年10-12月期以来だ。コロナ禍による巣ごもり需要で、食品包装用途に加え、空気清浄機やエアコンといった家電の電機・工業用途も好調が続いている。また4月からの値上げを見据えた仮需も3月に発生した」と総括した。
1-3月期の国内出荷を用途別で見ると、
2021年3月24日
2021年3月5日