DIC エポキシ系可塑剤を値上げ、植物油原料など高騰

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2021年10月7日

 DICは6日、エポキシ系可塑剤を10月21日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、エポキシ化大豆油(ESBO)が「30~35円/kg」、エポキシ化亜麻仁油(ELSO)が「60~65円/kg」、その他エポキシ系可塑剤が「50円/kg以上」。

 主原料の植物油は、中国などの旺盛な需要や世界的な脱炭素の流れを受けたバイオマス燃料需要の高まりにより、価格の上昇が続いている。加えて、鋼材価格の上昇からドラム・缶の包装材料費も高騰している。

 同社は自助努力による吸収を続けているものの、昨今の原料価格と包装材料コストの上昇を吸収するのは極めて困難な状況にあることから、今後の事業継続を図るためには価格改定が避けられないと判断した。

DIC コーティング用樹脂製品検索システム、運用開始

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2021年10月4日

 DICはこのほど、日本語、英語、中国語の3言語に対応したコーティング用樹脂の製品検索システム(https://www.dic-global.com/ja/products/finder_coating/)をウェブサイト内に構築し、7月から運用を開始した。

 同検索システムでは、同社の300を超えるコーティング用樹脂製品ラインアップから顧客のニーズに最適な製品を簡単に検索することや、各製品の推奨用途や特徴などの基本情報を確認することができる。

 昨今、テレワークの普及と業務のデジタル化が加速する中、ウェブを活用した調査やコミュニケーションが拡大。コーティング市場でも、購買担当者や技術開発者が要求性能を満たす製品を探す時に、ウェブサイトを活用するケースが増えている。

 また、市場トレンドが変化すると同時に、顧客のニーズも多様化している。同社はこうした環境変化の下、顧客ニーズに応じた製品情報をタイムリーに、そして分かりやすく提供するツールとして、グローバルに対応した検索システムを構築した。

 主な特長に、①世界の各拠点で生産されている300以上の製品を収載、②製品を使用する国・地域、用途、樹脂タイプ、特徴など6つの項目から顧客ニーズに応じた製品の絞り込みが可能、③TDS(テクニカルデータシート)などの技術資料や検索結果一覧表のダウンロードが可能、の3つがある。

コーティング⽤樹脂製品検索システム(イメージ)
コーティング⽤樹脂製品検索システム(イメージ)

 今後も世界各拠点で開発・生産する新製品を随時追加すると同時に、同社が注力する樹脂製品や技術に関するコンテンツをさらに充実させ、ウェブサイトを通じても、社会と顧客の課題解決のため様々な提案を続けていく。

 

DIC 共押出多層フィルム再値上げ、原料高に対応

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2021年9月30日

 DICは29日、共押出多層フィルム「DIFAREN」の全銘柄について、10月21日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「一連(500㎡)あたり200円以上」(厚み20㎛換算)。

 同社は7月に値上げを実施したが、原油および国産ナフサ価格はそれ以降も高騰を続け、フィルム製品の原材料価格はさらに上昇している。加えて、物流費、副資材費、設備維持費などのコストも事業収益を圧迫している状況にある。こうした中、同社は自助努力を続けてきたが、これら費用の吸収は極めて困難なことから、今後の安定供給を図るために、値上げせざるを得ないと判断した。

DIC バイオマスインキ、生分解性プラの国際認証取得

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2021年9月10日

 DICはこのほど、子会社であるDICグラフィックスが、裏刷りバイオマスグラビアインキ「フィナートBM」について、生分解性プラスチックの国際認証「OK コンポスト インダストリアル」と「OK コンポスト ホーム」を今年6月に取得したと発表した。国内で販売されているグラビアインキでは、初の認証取得になる。

OK compost 認証マーク
OK compost 認証マーク

 同認証は、TUV AUSTRIAが実施する生分解性プラスチックの国際認証。「OK コンポスト インダストリアル」は、都市型ゴミ処理場での生分解が可能であり、そのコンポスト(堆肥)が環境(動植物の生育)に安全であること、「OK コンポスト ホーム」は、一般家庭のコンポスト容器で生分解が可能であることをそれぞれ認証する。この認証を得た製品を適切な条件下で堆肥化した場合、新しい植物の成長を妨げることなく安全に再利用できる。

 同社の「フィナートBM」シリーズは、食品や日用品などのパッケージ材料に使われるインキとして、優れた物性と印刷適性を兼ね備えた高い機能をもつ。それに加えて、環境面に配慮したサステナブルな素材として植物由来の再生可能原料を含むことから、日本有機資源協会が認定する「バイオマスマーク」も取得している。今後、生分解性のあるフィルムや接着剤などのパッケージ素材と組み合わせることでパッケージ材料のコンポスト化が可能になる。

 DICグループは、北米・欧州・アジア地域では、すでに「OK コンポスト」認証を取得したグラビアインキ製品を展開。今後、国内ではパッケージ素材を扱う他の企業と協業し、環境面に配慮したパッケージ材料の開発に注力する。

 

ポリスチレン 10月から再値上げ、3四半期連続

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2021年9月6日

ベンゼン・ナフサが一段高、早期に採算是正図る

 ポリスチレン(PS)メーカー3社の原料高に対応した値上げが出揃い、10月1日の実施に向けユーザーとの交渉が本格化している。改定幅は、PSジャパン、東洋スチレン、DICとも「12円/kg以上」で打ち出した。PS各社は、原料高を背景に、4月から「28円/kg以上」、7月から「27円/kg」の値上げを実施していたが、

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DIC PSとスチレン系製品を値上げ、原料高に対応

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2021年9月6日

 DICは3日、ポリスチレン(PS)製品およびスチレン系製品について、10月1日納入分から値上げすると発表した。対象製品は、「ディックスチレンGPPS」「ハイブランチ」「ディックスチレンHIPS」「エラスチレン」で、改定幅は各製品とも「12円/kg以上」となっている。

 同社は、7月の価格改定でも値上げを実施したが、国産ナフサ、ベンゼン価格はさらに高騰を続け、PSの原料調達価格も上昇している。同社は、引き続き自助努力による吸収を続けてきたが、原材料価格の上昇を吸収することは極めて困難な状況にあることから、今後の安定供給と事業継続を図るためには値上げが避けられないと判断した。

DIC 海藻由来DHAオイル、仏社と代理店契約を締結

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2021年9月1日

 DICはこのほど、100%子会社のDICライフテックが、仏・ファーメンタルグ社が開発した微細藻類(シゾキトリウム)由来のサプリメント素材である高濃度DHA(ドコサヘキサエン酸)「DHA オリジンズ-510」の取り扱いを開始した。

「DHAオリジンズ-510」

 DHAは魚由来のものが一般的に有名だが、魚のDHAはもともと海に生息する微細藻類が生み出し、食物連鎖で魚に取り込まれたもの。同製品はDHAの起源である藻類に遡って生産されたものであることから、よりピュアなDHAとなる。

藻類由来のDHA

 DICは、40年以上続く食用藍藻類スピルリナ事業で培った藻類培養技術をベースに、ファーメンタルグ社と複数年にわたる包括的な事業協力を進めており、SDGsに対応する機能性素材として同製品の取り扱いを開始した。

 同製品の主な特長として、藻類由来の51%高濃度DHA、サステナブルで安心・安全な素材、ベジタリアンやヴィーガンにも対応可能、臭い低減、美しいオレンジ色、などが挙げられる。

 DICグループは、新事業の柱の1つとしてヘルスケア分野の強化に注力している。社会的なSDGsへの意識の高まりや消費者の健康志向を背景に、今後も同社グループが得意とする藻類培養技術を活用した〝食の安全・安心〟に注力した食品やサプリメントなどの製品開発を進めていく。

DIC 統合報告書を発行、DXや社会貢献製品など紹介

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2021年8月30日

 DICはこのほど、同社グループの事業や財務、サステナビリティ活動についてまとめた「DICレポート2021」(ハイライト版・詳細版)を発行した。今年度の主なハイライトは、気候変動への対応とDXへの取り組み、サステナビリティ指標によるサステナブル製品、新たな社会価値創出に貢献する製品の特集など。

統合報告書「DICレポート2021」を発行
統合報告書「DICレポート2021」を発行

 同社は、世界で約170社のグループ企業とともにサステナブルな社会を実現するため、2050年カーボンニュートラルの実現と、2030年のCO2排出量50%削減(2013年比)という新しい目標を掲げた。加えて、社外取締役によるメッセージと、ESG部門長メッセージを新たに設けてマネジメント・メッセージの充実を図った。

 また、要点を簡潔にまとめたハイライト版と、より詳しい情報やデータを盛り込んだ詳細版を発行。同レポートは、より多くの人にわかりやすく伝える工夫として「カラーユニバーサルデザイン」を採用し、CUD認証を取得するとともに、SDGsの目標と同社グループの取り組みとの関連を、アイコンを使って紹介している。

 環境への配慮から、同レポートの冊子の印刷は、DICグラフィックス社の製品である100%植物油を使用した「環境調和型インキ」で行った。なお、レポートの作成に当たっては、ガイドラインとして「GRIスタンダード」を採用し、ステークホルダーが必要とする情報を提供していくことを心掛けている。

DIC オフセット用印刷インキを値上げ、原料高に対応

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2021年8月27日

 DICは25日、子会社であるDICグラフィックスが、オフセット用印刷インキについて10月18日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、商業オフ輪インキおよび油性枚葉インキが「50~100円/kg」、UVインキが「100~150円/kg」、新聞インキが「30~100円/kg」となっている。

 主原料である顔料、樹脂、植物油、溶剤、光重合開始剤などは、世界的な景気回復に加え、環境対応による生産コストの上昇や各地で起こる天候不順などが影響し、世界規模で需給バランスが崩れ原料価格が高騰している。さらに容器などの副資材価格や物流コストも上昇し続けている。

 こうした中、DICグラフィックスは、銘柄統合と原料調達の見直しを進めるとともに、営業拠点の縮小や工場の統廃合によるダウンサイジングなどの様々なコストダウン策を実施してきたものの、オフセット用印刷インキの需要減少に加え、昨春からのコロナパンデミックによる需要急減により、自助努力だけでは事業運営が厳しい状況にある。同社は、原料価格や物流コストの上昇分を吸収することは極めて困難なことから、事業継続と安定供給のために、今回の値上げを決定した。

 

DIC 不飽和ポリエステル樹脂など値上げ、来月から

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2021年8月19日

 DICは18日、100%子会社であるDICマテリアルが、不飽和ポリエステル樹脂とビニルエステル樹脂について、9月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、不飽和ポリエステル樹脂が「35円/kg以上」、ビニルエステル樹脂が「45円/kg以上」。

 同社は、今年4月に値上を実施したが、原油・国産ナフサ価格のさらなる高騰と原料メーカーからの採算是正に伴い、製品の原材料価格は大幅に上昇している。加えて、物流費、容器費、設備保全などのコスト上昇や一部の原料では供給問題も継続して発生している。

 同社は、各種合理化の推進や、製造コストの低減など自助努力を続けてきたが、原材料価格の上昇を吸収することは極めて困難な状況にあり、今後の安定供給と事業継続を図るためには、価格改定が避けられないと判断した。